トーマス・グリタ/テッド・マン著 御立英史訳 ダイヤモンド社2022
500ページ弱の大部の本だが面白かった。盛衰というが、衰亡を辿った歴史と言えるだろう。人間の心理と言うか、虚像と言うか、GEは犯罪すれすれでそこはとどまったということだろう。金融をグループに持つということで、資金繰りや調整ができるというのは、現在の日本の企業でも起きていることだろう。銀行になってしまえば法的な規制は大きいが。イメルト時代はきちんと追っていなかったので、知らないことがたくさんあった。
こうした優れたノンフィクション作品を書くWSJの記者は凄い。それは、Barbarian at the GateやDen of theivesの際にも思ったことだ。日経記者がこういうのを書けるかというと。。。まあ、この作品を原書で読むパワーが亡くなった自分もいる。。。