この作品は昨年から新国立で海外のプロダクションが来る予定がコロナで延期されて結局実現していない。
テネシーウイリアムズの南部のどんよりとしたやるせない家庭の狂気と悲劇。欲望という名の列車ほどでもないが、閉塞感が漂う。今の時代に上演する意味があるかもしれない。
岡田は透明感があり過ぎて、陰が出にくい感じは無きにしもあらず、今後に期待。倉科は最初、誰だかわからなかった、いつものちょっと強そうな女性でない全く対極を上手く演じていた。麻実は、見事に狂気の母親を演じる。
シアタークリエ
テネシー・ウィリアムズ
翻訳 小田島雄志
演出 上村聡史
岡田将生 倉科カナ 堅山隼太 麻実れい
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