最初に中車が、狂言回し的に前振り。
配役は20数年前と同じところと異なるところ。主演は新しい猿之助、子供も今の猿之助から多分次の猿之助たる團子。中車が張飛に入ったことで猿弥が他に回り、玉突き的に変わる。そして、浅野和之のような歌舞伎でない人が歌舞伎の舞台に載る。これは配役であるが、「人事」である。座長は人事をやってるという思いを強くした。
コンパクトにしてスピード感というのは良いが、スペクタクルの要素がなくなると、分かりやすいお芝居って感じで物足りなさが。スーパー歌舞伎のあの音楽を始めて歌舞伎座で聴く。なんかしっくりこない。下座音楽じゃないとなあ。わざわざ和服で行ってるのに、中国が舞台でスーパー歌舞伎って。昨今は、漫画を題材にしたり、いろいろな試みがなされているけど、歌舞伎って何だろうと改めて感じた。その原点がスーパー歌舞伎だったと思い出した。
羅 貫中 作「三国演義」より
横内謙介 脚本・演出
市川猿之助 演出
市川猿翁 スーパーバイザー
三代猿之助四十八撰の内
新・三国志(しんさんごくし)
関羽篇
市川猿之助宙乗り相勤め申し候
市川猿之助宙乗り相勤め申し候
関羽 劉備 香溪 孫権 関平 諸葛孔明 華佗 司馬懿 陸遜 黄忠 曹操 呉国太 張飛 | 猿之助 笑也 尾上右近 中村福之助 團子 弘太郎改め青虎 寿猿 笑三郎 猿弥 石橋正次 浅野和之 門之助 中車 |
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