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鳴り物入りだったが、歌舞伎としてはどうか。
舞台は暗く、寝ている人は多い。
私は京極作品を読んだことはないが、京極ファンも、歌舞伎ファンも、欲求不満になるような舞台だったのではないか。
見せ方として、もっと歌舞伎らしい派手なエンタメ的な場面がいくつかあった方がいい。基本的にせりふ劇で、役者の個性も出ていない。
小説家の大御所ということで、野田や宮藤のように作り上げるという感じにはならなかったのだろう。
終演時、明かりがつく前に立ち上がって帰路に急ぐ人が多かったのは、21時を回ったことよりも、作品に対する観客の正直な反応だろう。
ミステリー界の鬼才・京極夏彦が書き下ろす
新たな謎解き物語――
京極夏彦 脚本
今井豊茂 演出・補綴
狐花(きつねばな)
葉不見冥府路行(はもみずにあのよのみちゆき)
中禪寺洲齋 萩之介/お葉 近江屋娘登紀 監物娘雪乃 辰巳屋番頭儀助 辰巳屋娘実祢 的場佐平次 上月家老女中松 辰巳屋番頭仁平 信田家下男権七 雪乃母美冬 近江屋源兵衛 辰巳屋棠蔵 雲水 上月監物 | 幸四郎 七之助 新悟 米吉 橋之助 虎之介 染五郎 梅花 廣太郎 錦吾 笑三郎 猿弥 片岡亀蔵 門之助 勘九郎 |
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