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Pretenderの備忘録

七月大歌舞伎 昼の部

2009-07-19 21:27:32 | 歌舞伎
歌舞伎座 1階16列19番

一、五重塔(ごじゅうのとう)
           大工十兵衛  勘太郎
              お浪  春 猿
              お吉  吉 弥
          用人為右衛門  寿 猿
            大工清吉  巳之助
            朗円上人  市 蔵
            大工源太  獅 童

あまり上演されなかった作品にはそれなりに理由があるのではないかと思わせるもの。一本刀土俵入りと同じような勘太郎の役作りだが、芸達者な彼であるが、あまり。。。獅童は自然体、春猿がコミカルな一面を。


二、海神別荘(かいじんべっそう)
              美女  玉三郎
              博士  門之助
              女房  笑三郎
            沖の僧都  猿 弥
              公子  海老蔵

カーテンコールを含めて、玉様ワールド全開。つき合わされている海老蔵が辛そう。玉三郎は新歌舞伎座でもこの役をできるだろうか?美と年齢との戦い。

歌舞伎とは何か、ということを考えさせてくれるという意味では意義深いラインナップであった。
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カルメン

2009-07-17 23:26:49 | 音楽 Opera
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2009

東京文化会館大ホール 2階L3列5番

指揮 佐渡裕
演出 ジャン=ルイ・マルティノーティ

カルメン ステラ・グリゴリアン
ドン・ホセ ルカ・ロンバルド
エスカミーリョ ジャン=フランソワ・ラポワント
ミカエラ 木下美穂子

プログラムを見ると当初の予定が90分+65分。これが実際には105分+70分。通常のカルメンよりも長かった。ミュージカル的なということを佐渡監督が語っているが、そんな感じに仕上がった。台詞が多いのはオリジナルのオペラコミック版を使ったからという。

舞台装置は、最近流行の幾何学的な線をベースに、それだけでない彩を添え、回り舞台も利用。

かなりセクシーなシーンもあり、ひとつのカルメン像が描かれている。

カルメンとホセは台詞も検討、声量もそれなり。日本人キャストのときは、フランス語の台詞はどんな感じになるのかとふと気になった。

単純に、わかりやすく楽しめたオペラで、狙いのいくつかは達成されているはずだ。
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ベートーヴェン室内楽の極みⅡ

2009-07-16 23:19:18 | 音楽 Classic
JTアートホール 5列14番

徳永二男 ヴァイオリン
鈴木康浩 ヴィオラ
上村昇 チェロ
吉田秀 コントラバス
青山聖樹 オーボエ
横川晴児 クラリネット
水谷上総 ファゴット
松崎裕 ホルン
野平一郎 ピアノ

セレナード ニ長調 Op.8
五重奏曲 変ホ長調 Op.16
七重奏曲 変ホ長調 Op.20

アンコール
七重奏曲 変ホ長調 第二楽章より

しっとりと、じっくりと、気張らず。
アンコールを求める際の、おねだりみたいな、拍手はクラシック、それも室内楽ではいかがなものか。余韻とかそういう感覚はないのだろうか。
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サイモン&ガーファンクル

2009-07-15 23:01:09 | 音楽 Rock/Pop/Jazz
武道館 1階西B27番

武道館の一階、意外と見やすいことを発見。
確かにアリーナで盛り上がっているのを上から目線で見ている感じなんだけど、S&Gみたいなコンサートならいいか、笑
しかし、2万は高い。ただ、米国でアリーナで、ポールマッカートニーやストーンズ、イーグルスクラスを見ると、250から300ドルなので、まあ仕方ないかと思わないでもない。やっぱり武道館でみることができてよかった。

S&Gとしてのヒット曲は意外とないので、一通りやってくれた感じ。それぞれのソロパートもあり。Simonには、50 ways to leave your loverをやって欲しかったけど、予想通りやらなかった、笑。

Artは、あの声質からは口パクになるのではないかと危惧していたが、苦しそうではあったが、ちゃんと歌っていて、往年の美声には及ばないが、まあ満足。91年のときはまだまだ出たが。。。

あと、U2を屋内でみることができたら、もう、ロックは満足かなあ。
コメント (2)
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社会人のための歌舞伎鑑賞教室

2009-07-10 23:00:23 | 歌舞伎
国立劇場 大劇場 1階13列22番

河竹登志夫=監修
解説 歌舞伎のみかた     中村亀鶴

冗談も交えて、話はうまいと思うのだが、ちょっとテンポ良くしゃべりすぎの感。その上に時間オーバーしてたし。逆に、何も観客に残らない可能性がある。
     
市川團十郎=監修
歌舞伎十八番の内 矢の根 大薩摩連中

   曽我五郎時致    市川男女蔵
   大薩摩主膳太夫   澤村宗之助
   曽我十郎祐成    中村亀鶴
             
風邪だったのか、意外と男女蔵の口跡がよくなくてビックリした。
存在感とかは、仕方ないねえ。期待してもいけないんだろうし。


藤娘 長唄囃子連中
     二世藤間勘祖=振付

   藤の精        中 村 梅 枝

踊りは、あまりしてこなかったわけでもないと思うが、もっと巧いと思っていたので、ちょっと期待はずれ。踊りの天才ではないことはわかったので、あとはひたすら精進して欲しい。

私自身がかなり、肉体的にしんどくて、うとうとしていたところもあるが、全般的に、今ひとつだったのではと思う。
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