一、児太郎は少々風邪気味だった感じだが、しっかりと初役の大役を演じた。右團次も、悪くない。荒事がこの人は合うのではないか。そういう意味では、右團次襲名は良かったのでは。
二、襲名時の芝居賑わいのような舞台。子供たちもしっかりと踊る。孝太郎、江戸の芸者のきっぷの良さを見せたいのか、足取りや扇の扱いがやや力が入りすぎか。
三、海老蔵の俊寛はまだ早いと本人も語っているがチャレンジとしては評価できる。誰の指導を受けたのだろうか。仁左衛門か?前半は吉右衛門を感じるが、最後がすっきりしすぎている。評価は分かれるだろうが、個人的にはあのくらいのすっきりが好きだ。
四、正月らしい作品。勘三郎がよく正月に演じたし、現幸四郎が染五郎時代に、二代目松緑が、「高麗屋にもこれを踊れるものが出たか」と言った、九代目團十郎の作品。体躯が良いので、海老蔵の女形はやや違和感があるものの、きちんとしている。最後の獅子振りは50回。胡蝶を子供たちが演じる日も近いのではないか。
一、歌舞伎十八番の内 鳴神(なるかみ)
鳴神上人 右團次
雲の絶間姫 児太郎
十一世市川團十郎生誕百十年
二、牡丹花十一代(なとりぐさはなのじゅういちだい)
鳶頭 海老蔵
手古舞 堀越麗禾
鳶頭 堀越勸玄
鳶頭 右團次
差配人 男女蔵
芸者 児太郎
鳶の者 男寅
芸者 廣松
鳶の者 九團次
差配人 市蔵
茶屋女房 齊入
世話役 家橘
芸者 孝太郎
近松門左衛門 作
平家女護島
三、俊寛(しゅんかん)
俊寛僧都 海老蔵
海女千鳥 児太郎
丹波少将成経 九團次
平判官康頼 男女蔵
瀬尾太郎兼康 市蔵
丹左衛門尉基康 右團次
福地桜痴 作
四、新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)
小姓弥生後に獅子の精 海老蔵
老女飛鳥井 齊入
家老渋井五左衛門 家橘
二、襲名時の芝居賑わいのような舞台。子供たちもしっかりと踊る。孝太郎、江戸の芸者のきっぷの良さを見せたいのか、足取りや扇の扱いがやや力が入りすぎか。
三、海老蔵の俊寛はまだ早いと本人も語っているがチャレンジとしては評価できる。誰の指導を受けたのだろうか。仁左衛門か?前半は吉右衛門を感じるが、最後がすっきりしすぎている。評価は分かれるだろうが、個人的にはあのくらいのすっきりが好きだ。
四、正月らしい作品。勘三郎がよく正月に演じたし、現幸四郎が染五郎時代に、二代目松緑が、「高麗屋にもこれを踊れるものが出たか」と言った、九代目團十郎の作品。体躯が良いので、海老蔵の女形はやや違和感があるものの、きちんとしている。最後の獅子振りは50回。胡蝶を子供たちが演じる日も近いのではないか。
一、歌舞伎十八番の内 鳴神(なるかみ)
鳴神上人 右團次
雲の絶間姫 児太郎
十一世市川團十郎生誕百十年
二、牡丹花十一代(なとりぐさはなのじゅういちだい)
鳶頭 海老蔵
手古舞 堀越麗禾
鳶頭 堀越勸玄
鳶頭 右團次
差配人 男女蔵
芸者 児太郎
鳶の者 男寅
芸者 廣松
鳶の者 九團次
差配人 市蔵
茶屋女房 齊入
世話役 家橘
芸者 孝太郎
近松門左衛門 作
平家女護島
三、俊寛(しゅんかん)
俊寛僧都 海老蔵
海女千鳥 児太郎
丹波少将成経 九團次
平判官康頼 男女蔵
瀬尾太郎兼康 市蔵
丹左衛門尉基康 右團次
福地桜痴 作
四、新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)
小姓弥生後に獅子の精 海老蔵
老女飛鳥井 齊入
家老渋井五左衛門 家橘