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Pretenderの備忘録

秀山祭九月大歌舞伎 夜の部

2019-09-23 22:02:50 | 歌舞伎
歌舞伎座

寺子屋、まあまあの豪華配役。吉右衛門の松王、仮病なんだけど、咳込みがいつになくわざとらしかった。幸四郎の源蔵、「すまじきものは宮仕え」がちょっと変化を付けたというか、どうなのって感じあった。福助は、ちゃんと歩けないんだなあ、逆にそれを確認してショックだった。児太郎は、堂々とたいしたもの、素晴らしい成長ぶり。
勧進帳、孝夫さんの弁慶は、勘三郎、玉三郎と以来か。きっちりとやっている。正面のような斜めのような、微妙なところを型は衝いてくる。仁左衛門と幸四郎の日替わりだが、どちらも、やはり富樫役者だとは思う。
松浦の太鼓、三島は酷評したらしいが、楽しく好きな芝居。歌六はうまい役者だが、華のなさが、愛嬌のなさにもなるのか、今一つ。主役を演じてこないとこうなるのか、天性のものか、ここは興味がある。米吉はしっかり。又五郎は、逞しすぎる源吾ではあるが。東蔵も、味がある。

菅原伝授手習鑑
一、寺子屋(てらこや)

松王丸
園生の前
千代
戸浪
涎くり与太郎
菅秀才
百姓吾作
春藤玄蕃
武部源蔵
吉右衛門
福助
菊之助
児太郎
鷹之資
丑之助
橘三郎
又五郎
幸四郎

二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)

武蔵坊弁慶

義経
亀井六郎
片岡八郎
駿河次郎
常陸坊海尊
富樫左衛門
仁左衛門(奇数日)
孝太郎
坂東亀蔵
萬太郎
千之助
錦吾
幸四郎(奇数日)


三世中村歌六 百回忌追善狂言
三、秀山十種の内 松浦の太鼓(まつうらのたいこ)

松浦鎮信
大高源吾
鵜飼左司馬
江川文太夫
渕部市右衛門
里見幾之亟
お縫
宝井其角
歌六
又五郎
歌昇
種之助
鷹之資
吉之丞
米吉
東蔵
コメント
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