あちこちでタイサンボクの花が咲いているのを見かけます。 木自体が20メートルにもなるという巨木で、梢の先にまっすぐに上を向いて咲くこの花を下から見るしかありませんでした。
ところが、偶然にも、花を間近で見られる場所を発見しました。
そこは重信川の土手下に植えられていて、土手の上の方から見ると目の前に花が咲いているのです。 運転手のムコドノを車に残し、しばし写真を撮るのに夢中になりました。 彼はもう、あきらめ顔で待っていました。
純白で肉厚の花びらは、強い意志を持っているように、すっきりと開いています。
花は両手を広げたくらいの大きさがあり、シンプルでありながらその存在感は圧倒的です。
近づくとほのかな芳香があります。 上質の香水を漂わせた貴婦人のような花。
同じ芳香のする花でも、こちらは・・・・
木を覆うように小さな花を咲かせて
しかも紫、薄紫、白のミックス。 その花色の不思議さ、花数の多さで存在感を示します。
年々大きくなっている我が家のニオイバンマツリです。
花だけで十分目立つのに、さらにその強い香りで存在をアピールしております。 タイサンボクに比べると、悪いたとえですが、着飾って安物の香水をプンプンさせているような・・・・・・
いえいえ、もちろんこれだって上品な色合いで、愛らしい花のかたまりで、わたしの大好きな花なんですけどね。