ホーチミン市内観光最後の場所は、ベンタン市場です。
自由行動になって最初にわたしたちが行ったところは?
狭いとおりのずっと奥の行き止まりになっているところ。
有料トイレでした。 実は夫もお腹の調子が悪かったのです。
そこから直角に曲がった通りを歩いてみました。 この辺りは生鮮食料品が並んでいます。
市場でおもしろいのはなんと言っても食料品売り場ですね。
立派なかに
色とりどりのくだもの
衣料品店が並んでいる狭い通りを歩いていたら、いきなり洋服を押しつけられました。
ベトナムの人たちはなかなか商魂たくましく、怖いくらいです。 昨夜遅く夕食場所のレストランで物売りの子 に声をかけられましたが、その子たち親のバイクの後ろに乗ってホテルまで追いかけてきました。
そんな市場の人を相手に、大阪から来た女性2人は、しっかりとお目当てのものを手に入れたそうです。 さすが! でも、その値段交渉には
「さすがの大阪のおばちゃんも疲れたわ~。」と言っておりました。
わたしたちはあまりの売り物攻勢に辟易して早々と外へ出てしまいました。 ここでの買い物はとても無理。
外へ出ると、もう夕方近く。 市場の外の通りは、夜の屋台の準備が始まっていました。
カラフルなテントやいろいろな道具を積んだ荷台が次々と運ばれてきて
なんだかパレードでも見るような気分。 人も続々と集まってきます。 が、わたしたちは屋台を見ることなくお土産物店へと向かいました。
そこはしゃれたこぎれいなお店で、いい品物もたくさんあったのですが、みんなぐったりと疲れて購買意欲はいまいち。 ソファに座ってお茶をいただき、ただ休憩しただけ
そして最後の夕食場所へと向かいました。
そこは大きなホテルのレストランで、ベトナムの民族舞踊を見ながらのお食事と言うことで楽しみにしていました。
珍しい楽器を演奏する楽団の人たちと
きれいな踊り子さんたち
日本の曲も演奏してくれたりして盛り上がりました。
他には韓国人の一行と、欧米人の一行とがいましたが、こういう場合、日本人が一番楽しんでいるように見えました。
チップを渡して
「アンコールはジャパニーズソングたのむな」
なんて注文したり(もちろんリクエスト通りにしてくれました)、楽団員と一緒に写真を撮ったり・・・・ 賑やかに最後の夕食を楽しみました。
その後空港へ向かいました。 出発は深夜、それが更に遅れて時間がたっぷり。 その間最後の買い物をして両替したドルを使い切り、日本へ向けての飛行機に乗り込みました。
翌朝、湾岸高速を車で走りながら、すれ違う車はたくさんあるけれど生身の人間の顔が見えないことに気づきました。 ベトナムのあの市場での喧噪、道いっぱいに走っていたバイク.。 いつでも、バスの中からでも、人々の表情が見えました。 そして日本の、人の顔の見えない静けさと、整然と林立するビルの無機質な雰囲気がなんとなく物足りなく思えたのでした。 ー完ー
旅行記はこれで終わります。 長々とおつきあいくださりありがとうございました。