1月7日 七草の日でした。冬休み中のトラオと七草を探しに行きました。
わたしが行くいつものところ。ほぼ放置された畑。
訳のわからない菜の花がびっしり生えています。アブラナ類は交雑して変種が多いとのこと。それをトラオに説明するのは難しかった。それに、ここに足を踏み入れるのは、トラオは気が進まないようでした。
だけど
「ばあちゃんはここが好きなんよ」
「どうして?」
「いろいろな草が生えてるだろ?農薬も撒いてないし、犬も散歩してないし・・・」
「なるほど。」
これ、ゲンノショウコですよね。まだ生き残ってたんだぁ。
芹は、やや茶色っぽくなっていました。ヨモギがみずみずしくておいしそう。
いつかヨモギ団子作りたいね。最近では、田舎といえども安全安心なヨモギを見つけるのに苦労します。
家の周辺でハコベとナズナを調達し、庭でハハコグサ(ゴギョウ)を採って
買ってあった大根と蕪(スズナ スズシロ)の柔らかいところをちぎって
これじゃ、六草じゃない?とトラオは言いましたが、ホトケノザはどうも自信がないので採りませんでした。
「花が咲くとわかるんだけどねえ。訳のわからない草は食べないことよ。」この辺、しっかりと教えておかないと。最近相次いでスイセンの誤食があったようですしね。
いつもなら生の葉っぱをそのまま刻んでお粥に混ぜ込むのですが、青臭さが残るのはいやだろうと、一手間かけて塩ゆでしたのを刻みました。
だいぶ吹きこぼしてしまいましたのでご飯っぽいおかゆになりました。おまけにおこげも。
一口食べたトラオは
「おいしい!」
そしてぺろりと平らげた後
「おいしかった、ごちそうさまっ」
トラオは、何を食べても、どう? と聞けばおいしいと答えてくれますが、自らおいしいと言うことはあまりないのです。
ただ塩で味付けしただけのお粥をこんなに喜ぶとは。
温かい日差しの中で、心も穏やかに過ぎていった日でした。
と、ここで終わりにしようと思っていたのですが、翌日があまりにもすさまじい日でしたので・・・
台風なみの大風のためにあちこちのマルチが飛んで
わかります? 電信柱に真横にひっかかっている鰻みたいなマルチ。
公園の木も折れたらしいです。(大風の翌日撮影)
我が家のキュウリハウスのビニールがまた破れたと夫はがっくり。ああ~また修理の手伝いね。
そんなとき、娘から電話。雨風からかばうようにケイタを抱いていたら、腰がぎくっとなって動けないと。
娘に替わってヨウコを迎えに行く途中、上の写真のような光景があちこちに。そして道路のまん中に、灯油用のポリタンク、枯れ木。とあるおうちでは大きな物置がひっくり返っていました。
幼稚園でも、木が折れたそうです。そして近くの田んぼに積んでいたすくも(籾殻)の覆いが飛んで、農家の人がかぶせ直しているのですが、なんど重しをしても飛んでしまう。ヨウコを連れて車に乗ろうとしたら、籾殻のつぶてがばらばらと飛んできてほおが痛かったです。
「ヨウちゃん、めをつぶって!」いがいがのとげがある籾殻が目に入ったら大変。
ヨウコは目をつぶったまま車に乗り込みました。
ヨウコを送り届けて大急ぎ小学校へ。今日は始業式、下校時刻が幼、小、中、ほぼ同じなのです。自転車の中学生は果敢にペダルを漕いでいましたが、押して歩く姿も。
まずい、トラオの帰宅に間に合わないかもしれない。
案の定、トラオは家の前で怒りながら立っていました。 「待った?」「3分くらい」
ごめんね、乗せて帰ろうと思って回り道をしたのがあだになったみたい。
午後は強風の中、新居浜市まで行かなければなりませんでした。いつも停まっているオレンジフェリーの姿が見えません。強風で運行が休止になっていたのでしょうか。
そしてようやく風か収まりかけた夕方、キュウリハウスに、壊れた暖房機の煙突の修理に、それが終わると家の趣味のハウスの煙突を修理に・・・・昨日とは真逆の大荒れの一日を過ごしたのでした。 つかれたー