今年もまた、庭にこれが生えて来ました。見つけるたびに引き抜いているのですが、今では地下茎が半径五メートルくらいの円でつながっているらしくなかなか根こそぎ退治ができません。

それでも今年は早め早めに対応できてるわ、小さいうちだと食べられるしと、自分満足していたのですが、草を抜くためにカシの木の下に潜り込んだところに見慣れぬ木を見つけてびっくり。
これは!

目を頭上にやると

まさしくイタドリ!
しまった、ここにも生えていたのか。枯れた茎がそのままあるところを見ると、去年も見逃していて木のように大きくなっていたらしいのです。
昔見たテレビ番組で、イギリスのガーデンコンテストか何かだったと思うのですが、美しく手入れされた庭を審査員が見て回るというのがありました。あるお家の庭で審査員が
「こんな雑草が生えているなんて。」と辛辣な口調で非難する場面があって、わたしはその場面を鮮明に覚えています。たった1本の雑草で犯罪者みたいに非難されるなんて・・・
庭のイタドリを見るたびその場面を思い出すのです。たった一人義妹だけが「野趣に富んでおもしろい。」と言ってくれましたが、うちなんかは庭ではなくて荒れ地なのよと、開き直ってはいますが、目立つ草だけでも何とかしなくてはなりますまい。目立つ草というのは、カラスノエンドウと何か分からないけど穂が出る寸前のイネ科の植物です。それらを引き抜いていると、いつの間にやら増えてきたかノビルが目につきました。ノビルは花畑の方にはいっぱいあって、結構食べています。
今日の収穫

ノビルには小さな球根が二,三個ついていました。なるほど、こうやって増えるのか。

こうして草を抜きつつ、ノビルを採りつつ思いだしたことがあります。
アマドコロの新芽って食べられるんじゃなかった? 去年遅くにそれを知って、来年は食べてみようと思っていたんだけど
そのアマドコロは

一斉に花が咲いて、新芽は1本もなし。遅れて出てくる寝坊さんていないんですねえ。

残念、こんなにたくさんあって少し減らさなきゃと思っていたのに。
他にも、ドクダミがクリスマスローズのエリアを侵略しつつあるし

小さな小さな苗を植えてようやくここまで育ったクリスマスローズ。ドクダミから守らねば。
三つ葉は、生えてはいるのだけど食料としては少なすぎる。

ユキノシタはまだ小さいです。
これらが我が家の食べられる植物。 せっかくですからたけのこと合わせて山菜の天ぷらにしましょう。