予定外のことだったのですが、県立美術館に行ってきました。ついに春の県展が中止になるそうなのです。本当は28日の搬出日に早めに行って見てこようと思っていたのですが、しかたありません。今回の県展は特別なので見ておきたかったのです。
駐車場は、県庁の横、お城の真下にあります。
緑はますますきれいになっていました。
やっぱり人は少ないですねえ。不要不急の外出自粛を求められていますから。本来なら平日でももっと大勢の人が思い思いのことをして憩っています。
そこかしこにあるベンチには、一つのベンチに一人の人。
一人でお弁当食べてても違和感なくなってきましたね。
群れているのはムクドリだけか。
かくいうわたしも単独行動です。特に孤独を好むというわけではないけど、一人でも平気なタイプ。美術鑑賞や買い物はたいてい一人です。
ここだったのかな? きのう聖火の到着式が行われたのは。
昨日、今日と聖火が愛媛県を巡っていますが、松山市だけは新型コロナの拡大防止のため公道を走るのをやめて、到着のセレモニーだけを無観客で行いました。このセレモニーの挨拶で、知事さんが「みなさんに申し訳ない」と大泣きをされまして・・・さぞかし無念だったと思います。だけど最近の陽性者がほとんど感染力の強い英国型の変異種であることを考えれば致し方ないことだったと思います。
そういうわけでわたしは県展を見たらとんぼ返りです。高島屋の北海道展も覗きたいし、手芸店にも寄りたいけど、がまんがまん。
今回の県展が特別だというわけー本来なら70回目の節目の回でした。実際は去年中止だったので69回目です。その節目の年を記念して一期開催、つまり前期後期と分けずに洋画、日本画など全6部門を一度に展示するというわけです。春の県展は無審査なので希望者はすべて展示されます。表題に「会員」とか「準会員」とかの肩書きも記されず、素直に作品に向き合えるようになっていました。それがとてもよかった。よい刺激になったし勉強にもなりました。
けど、用心はしました。入退場の時の消毒はもちろん、エレベーターには乗らず、階段も手すりは持たず・・・しんどかった~ 美術館の天井は高く、階段が長いということを忘れていました。
広々とした館内に入館者は多くはなく、換気もよく三密にはなりようもない環境なので、閉館しなくてもよいと思うのですが、愛媛県全地域の人の作品を展示すれば、それだけ県下の人を動かすことになってしまいますので、やはり閉館せざるを得なかったのでしょうか。
帰りに休憩所で藤の花を写しました。
こんな気まぐれなことができるのも単独行動ならでは。
そういえば今日届いた市の広報に、地域のフジを守る老人クラブのことが出ていたっけ。今度は一人でそこへ行ってみましょう。