さて、ここ数日の汗ばむ陽気で早咲きの桜が一気に開きました。
いつも、「この看板をもう少し端っこに立ててくれていたらー」と思うんです。3月は県展出品作品を染めるため週に2回はここを通ります。桜三里の西条市側入り口に1本の早咲きの桜が生えています。
3月4日

まだつぼみのもありました。


3月9日

ほぼ満開かな。
これがなんという桜なのか、いまだにわかりません。 ツバキカンザクラとはちょっと印象が違うような気がします。


そして3月16日にはすでに葉桜になりかけていました。 この桜は、ツバキカンザクラより少し早く咲くのです。

ということは、そろそろツバキカンザクラが咲くころかな? この時期工場内を解放してくれる鉄工所のツバキカンザクラを見に行きました。

あらあ~ はやピンクのじゅうたんが。


この桜は花がてまりのように丸く固まって咲くようだと思います。

花びらもちょっと内向きに、ぼってりした感じです。

同じ工場内にあったサクランボ

新しく河津桜を植えている一角があるのですが、そこはほぼ終わっていました。
ツバキカンザクラも老木が多く、以前ほど花つきが賑やかではなくて心配です。

けれど新しく伸びかけている枝もあって、まだまだがんばってほしいところ。
3月16日、重信川の橋のたもとで満開になっているのを発見

ヒヨドリがにぎやかにさえずっていました。

花のつき方が、てまりのよう。これもツバキカンザクラなのかな?

花の感じもよく似ています。

わたし、早咲きの桜は河津桜とツバキカンザクラと大島桜しか知りません。
大島桜はまだまだといった感じ。だけどソメイヨシノよりはつぼみが大きかったです。

同じ日、高岡紅葉園に1本だけ咲いていた桜。

わたしはてっきり陽光桜が咲いているのだと思っていたのです。というのはここは、陽光桜を世界中に贈り続けた、故高岡正明さんの会社?なので。
だけど、近くで見てみたら陽光桜ではなさそうでした。

桜三里の東温市側からの登り口に陽光桜がたくさん植えられていますが、まだ色がついていませんでした。やっぱりこれは別の桜のようです。
そして信号待ちの時真正面に見えるこの桜が、一気に花開きました。




よそのおうちなので近くで見ることができませんが、これは何の桜なんでしょう。
ソーラーパネルの下に植えられている桜に花が。 もしかしたらこれは陽光桜かもしれません。というのはこの陽光桜の葉を使ってお茶やお菓子が作られているのです。


その桜を使ったスイーツは、東温市にある「さくらの湯」に売っています。回り道して買ってきました。3月16日はめちゃくちゃ寄り道やら回り道やらをしたのですよ。
桜の葉をあんにまぜこんだとら巻き。


ほおばるとふわっと桜の香りがしました。
陽光桜について

高岡正明さんは、教え子を戦場に送り出したという悔恨と贖罪の思いから、世界平和の願いを込めて陽光桜を世界各国に贈り続けたそうです。シベリアの寒さにも耐えられる丈夫な花ということですから、ロシアにも贈られているのではないでしょうか。
平和を願わない人などいないと思うのに・・・高岡さんが生きていて今の情勢を見たらどう思ったか。戦時中に子供時代を過ごした母と、少年兵として出兵し飢餓の中を生き抜いて帰ってきた父と、そんな父母の話を聞いて育った私は、ネットの片隅ででも、戦争反対を言わずにはおれません。