柿の収穫を終えた柿畑は冬の景色になりました。
たった一つ残されているのは木守りの柿。この畑は1本の木に1個の実、きちんと残してありました。
柿の葉はどれもが紅葉するわけではなく、品種によるようです。
愛宕柿は紅葉しません。青い葉っぱのまま落ちていきます。これはうちの畑に1本ある愛宕柿。色褪せてきますが赤くなりません。写ってないですが、木守りの実は残してありますよ。
うちには別の場所にももう1本愛宕柿があって、日曜日、ウマオとトラオを動員して2本とも実を全部収穫しました。この木は、散歩の途中にぼつぼつ摘果していましたからわりと実が大きくきれいでした。しかし、手の届かない上の方は鈴なりで
大きな枝ごと切ったらどさっと落ちてきました。
高いところの実を採るのはトラオの役目。それをわたしがかごで受けていたのですが、衝撃でついつい手を放してしまうんです。
「ばあちゃん、去年みたいにエプロン広げて受けるんがいいんじゃない?」
そこで家に帰って割烹着に着替えて、後ろのひもをほどいて精いっぱい広く持って受け止めることにしました。
「もうちょっと右・・・行き過ぎ・・・うん、その辺。」
「大成功!」 かごよりも布のほうが衝撃が少なく、うまくキャッチできました。だけど時にはこんなことも
うぉ~、。
頭の上でなくてよかった
受け止め損ねて脚立にあたった柿が真っ二つ。
「自転車のヘルメットかぶろうか。」なんてわいわい楽しく採っていたら、夫が
まだ慣れてないウマオに「そんな入れ方したら傷がつく。」とかいろいろ指導をしようとするので(昔の農家の子は、親に怒鳴られながら手伝いをするうちに農作業の仕方を覚えていったものと思われますそんなこと今の子に通用しません)
「おととしまで採りもせずに放っておいたんだから採るだけましだろ? 売るわけでもないのに少々傷がついたっていいんよ。まだ小さい子にいろいろ言わんといて。」
わたしは夫を追い返し帰ってもらいました。小さな傷でも焼酎抜きには使えませんから、ないほうがいいのですが、去年は、早々にリタイアしたウマオが今年は頑張ってくれてるのがうれしかったのです。
大きく枝を切って、次に根元の枝をT字型に残してコンテナに入れました。
なんと7杯分
そのうちの4杯分はトラオ、2、5杯分はウマオ、私は二人のサポートをしていましたから0,5杯分くらいかな? ウマオも脚立で収穫することができてうれしかったみたいです。
さあ、これからが大変。柿の産地で渋柿をもらってくれる人などめったにいません。
けれどコンテナ2杯弱は干し柿をしてみようかという友人たちに、やり方を伝授して持って帰ってもらいました。
夫が知り合いにあげたのもあるみたいです。残ったのは干し柿と焼酎抜きにします。
干し柿は去年同様トラオとウマオが手伝ってくれます。
孫たちが邪魔になるへたをもぎとって
その周囲だけ私が包丁で皮をむいて
あとはピーラーで剥きます。こうすると小さい子でもできるので助かるのです。ウマオやヨウコと同じ年頃の孫がいる友人が
「なるほど~、自分で剥いたら手が痛くなるんよね。孫にやってもらおう」と言って大目に持って帰ってくれました。
後は焼酎抜きにするつもり。友人たちにはうまくできたらあげるからねと言ってあります。これは丈夫な袋やホワイトリカーやドライアイスなどの用意がいりますし、説明もややこしいので。そしてこれには傷がない方がいいので、いいのをより出してへたの先の枝は切ってしまいます。
こんな小さな傷は多分ほかの実の枝が当たったものですね。これは干し柿行。
とりあえず20キロ、個数にして約80個 より出しました。後、数日後に10キロ作れば親戚一同に配っても多分余ります。
先週とても忙しくてできなかったので今日、明日が柿日和です。 がんばろう。