あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

なんだかおかしいー眠る蝶

2023-07-29 00:36:00 | 生き物
 古いネタなのですが捨て難いので。

 散歩道で見つけた蝶。
 多分眠っているのだと思います。近づいても動きません。



 では、反対側も。


 あれ?なんだか違和感が……
 クイズです。何かおかしいのですが、さて、どこがおかしいでしょう?
 ヒント 蝶が羽を閉じた時見えるのは? 一枚目の写真と比べてみてください。



 そう、普通は羽の裏側が見えますよね。けれどこの蝶は、表、開いた時に見えるオレンジ色と黒い模様が見えていたのです。しかも腹の部分があらわになっています。
 ということは?羽が欠けているのでしようか?しかし、一枚目の写真には、反対側の羽の一部が、わずかに見えています。羽が裏返ったの?それにしても、こんなに腹全体が見えるのは何故?

 もしかしたら、体の右側、後ろの羽がないのかもしれません。

追記
 去年撮った写真です。羽が整っています。 たぶんツマグロヒョウモン。羽の上の方は表も裏もオレンジに黒い紋が多数。


 別に羽が裏返っていたわけではなかったようです。そして、下の羽が欠けているのは間違いなさそうです。

 話はかわります。イベントでジャガイモ掘りに行ったウマオと母親が、芋虫を連れて帰りました。たぶんアカタテハだろうと言っていました。誰かの軍手に着いていて、振り払おうとしていた寸前、娘が見つけて危機一髪で食い止めたと言うのです。
 食草はカラムシソウやケヤキ。で、畑の近くのカラムシソウにくっつけてもち帰ったと。
 カラムシは水揚げが悪いらしく萎れていました。散歩のついでに取ってきてと言うので、農薬がかかってないか、慎重に選んでとってきました。翌日は念のため代替食であるケヤキも持って持って行ったところ、幼虫は枯れた葉の上で丸まっていたのです。
 うわー、ダメじゃん、ちゃんと葉を変えてやらなくちゃ。手遅れかもしれないけどダメ元で、新しい葉の上に枯れた葉っぱごと置いておきました。
 次の日娘からライン
 前蛹になったよ
 ホッ 死んだんじゃなかったのか

5月25日 前蛹

 枯れたカラムシソウにぶら下がっていました。
 そして
 ついにサナギに
 このサナギがキラキラと光っているんです。
 5月27日



 5月28日


 そうそう、それから蝶はどうなった?
 羽が一枚伸びなかったので、外へ置いたらおらんようになったーと言うことです。
 蝶を見たのが6月10日。羽化の時期が合うんですけど。まさかね?
 いや、そうだったらいいなあ。そうだと思いたい。いや、違う蝶でもいいのです。三枚羽でも生きている蝶がここにいるという事が素晴らしいことです。ひ弱そうな蝶の予想外の生命力に感動した夕刻でした。

追記
 これが何のさなぎかが問題です。アカタテハのサナギは灰褐色。そだてたさなぎは、金茶色。色はツマグロヒョウモンに似ています。しかし、ツマグロヒョウモンにしては、突起が目立ちません。では、育てた蝶は何なのか。ヒメアカタテハ?
 残念ながら、三枚羽の蝶と育てた蝶とは別物ではないかと思います。
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6 コメント

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ヘイケボタルの方の件♪ (れんげ)
2023-07-29 01:12:08
あたこさん
こんばんわ。
そうかもしれません。
「ヘイケボタル観察会」と名うってあったので、
やっぱりヘイケボタルだと思います。
また来年、見に行くつもりでいますので、ヒメボタルの可能性も無きにしも非ずだと思います。
そうそう、長光露出すると携帯写真でも暗闇でも写せるみたいでしたが、よく解らなかったので、
心して撮ったわけではなく、たまたま写ったものだったんです。でも、あれは蛍の灯ね。
いつもありがとう。おやすみなさい。
返信する
アカタテハ (れんげ)
2023-07-29 01:29:33
あたこさん
こんばんわ。
面白い記事を読んでしまって、
お返事描いています。
ウマオクンとウマオ君のママが
アカタテハを育てたのね♪
私はまだ、アカタテハは育てたことがありません。
黒い幼虫でカラムシやケヤキの葉が食草なのね。
カラムシと言うと怒ると茎を揺らして威嚇する、
フクラスズメが愉しいけれど、持ち帰ろうとは思わないし、東京にはカラムシはなかなかあるようでないんですよね。
アカタテハ、の蛹は菫やパンジーにつくド・派手な
幼虫のツマグロヒョウモンに似ているわ。
あの蛹のキラキラ金に光るのが雄で銀色に光るのが雌と聞いたような気がします。(今は自信ないです)羽が完全じゃないまま飛んで行ったけど、
また出会えたのね(#^.^#)
私もそんな経験、あるから気持ちはよく解ります(#^.^#)嬉しいわね。きっと・会いに来てくれたのよ!自然の中で3枚羽でも元気に生きていますと、お知らせに来たに違いないです(#^.^#)
あ^^^ケヤキの葉なら何とかなるから、一度でいいからアカタテハを育ててみたいです。
ウマオ君にどうぞ宜しくね。おやすみなさい~
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こんにちは (みーばあ)
2023-07-29 10:21:05
三枚羽根の蝶
厳しい自然界で生きていくのは大変でしょう
よくぞですね
生命力に感動ですよね
驚きです
返信する
Unknown (あたこ)
2023-07-29 12:00:04
そうそう、ツマグロヒョウモンににていますが、こちらはほぼ黒でした。
同じ蝶かもしれません。3枚羽でも生きているのがうれしかったです。でも、同じ蝶だとしたら罪なことをしたのではないかと悔やんでもいるのです。蝶は、自分が育った場所には食草があると信じているのではないかと。幸いこの辺にはどこにでもカラムシソウがありますからよかったのですけど。それと自分の食糧の蜜もないとね。とまっていたのが花のない場所だったので、餌探しが大変だろうと、今頃になって心配になりました。
アサギマダラもそうでしたが、放す場所も考えないといけなかったですね。もっとも娘は死ぬと諦めて外へ出したのですから、生きていただけでも嬉しいことでしたけど。
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Unknown (あたこ)
2023-07-29 12:04:34
みーばあさん
ハンディがありながら頑張って生きている蝶に、わたし一人、静かに感動をかみしめたんですよ。歳をとると、どんな生き物にも愛着が湧いてきます。
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Unknown (あたこ)
2023-07-29 12:13:53
れんげさん、ホタルの件
ヘイケボタルでしたか。帽子の写真も小さかったですよね。光が大きくて派手なゲンジボタルは各地で保護されていますが、本当に守りが必要なのはヘイケボタルの方。昔小さな水路にどこにでも見られたらヘイケボタルは、農薬や水路のコンクリート化でほとんどいなくなりました。生息調査もされないまま改修されていくんです。
昔ながらの風景とヘイケボタル。大切に守られているのは素晴らしいです。来年のレポート、楽しみに待っています。
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