すみません、今日も芋虫写真ばかりです。
ダム巡りからはじまった蚕のお話はまだ続きがあります。
ことの発端は、私がメダカの水を換えようとして、いつもの箱を覗き込んだことに始まります。この前の桑の葉がひからびたま残っていました。
何?これ。
蚕のミイラ?
記憶をたどっていくと、葉っぱを数枚入れたまま放置していたことを思い出しました。前回書いたように、この箱に水を張って、とりあえずのつもりで桑の枝を数本突っ込んだことがありました。その後葉がしなびたので枝を捨ててしまったのですが、下のほうのかろうじて水揚げをしていた葉だけはもぎとって箱の中に入れておきました。その後新しい葉をもらったために利用せずそのままになっていたのです。
その時こんな虫はいませんでした。
もしかして、あの数枚の葉に卵が産みつけられていて、それが孵化して、ここまで大きくなったとか?とするとこの白い芋虫は自然界にいるクワコかもしれません。クワコは蚕の原種です。クワコの存在はれんげさんのブログで知りました。きっとそうだわ。水揚げをしない葉がしなびて食べるものがなくなって死んでしまったに違いない。
ああ~なんてかわいそうなことを。一気にひねりつぶすのならともかく餓死させるなんて・・・
先日葉っぱをくれたKちゃんにこのことを話しましたら、植物大先生のKちゃんもクワコのことは知らなかったそうです。だとすればまだ幼虫がいるかもしれない。そしてさっそく桑の木に確認に行ってくれたそうなんです。
「お蚕様の一生」の記事を書くにあたって、この桑の枝の写真を見つけしみじみとみてみましたら
葉っぱが穴だらけ!!
ということは? クワコはすでにあの大きさで枝にくっついていた!
それに気づいて娘のところに行ったら、「Kちゃんが桑の木を見てくれたんよ。」と緑色のものを差し出しました。それは
すでに繭になったクワコの姿でした。すごい、このあたりにもクワコがいるんだ。びっくりです。
そうそう、もう一つヤママユの繭のその後。いつまでたっても変化なしです。去年の繭と同じく越冬するのかもしれません。
それではこの機会に、もう一つの残念な芋虫のことを。
前蛹にまでは無事だったブドウスズメ
成虫の姿を見てみたかったな。
もう一つ、ハウスの中できれいなアゲハチョウをの死体を見つけました。
黒の多いタイプ。ハウスの中で行方不明になった幼虫の中にそんなのがいましたね。花のない今の時期に外から中に入ってくることはあまりないと思いますので、あの時の幼虫が羽化したものの外へ出られなかったのかと考えたのですが。それともまたフィンガーライムの木に卵を産み付けに来たとか?
今までたくさんの虫や幼虫を紹介してきましたが、今年は今まで見たことがなかった種類の幼虫にも出会えました。私の周りには、思っている以上にたくさんの生き物が暮らしていたのです。
ガは嫌われ者ですが知ってみるとなかなかおもしろいです。だんだん深みにはまってきそうですよ。
どんな小さな虫でも命ある限り精いっぱい生きている、それを悲しいと言ってはいけないーその通りだと思いました。
人はほかの生き物と違って、生きるためだけでなく、自分の欲や美の追求のためにも他の生き物を殺すんですよね。蚕も、あこや貝も、ミンクも・・・そのことについての自覚と感謝とは忘れないでいたいと思います。
全く知らない事ばかりです
ブドウスズメは蛾の幼虫なんですね
関心が有りませんでしたから知らない事ばかりです
冬の蛾は、フユシャクです🐛
そうなの。桑子の卵は同じような場所に産み付けるので、私も一匹かと思ったら、二匹いて、新鮮な桑を積んできたら、卵があったり、幼虫がいたりしました。そうね。クワコは、成虫になっても、何も食べずに、それだけが生きた証の卵を生んで死ぬのね。
ミノムシも、冬の蛾も卵を生むためだけフェロモンを出して受精したら、自分の毛を卵の周りに置いて、暖めるのね。
自分は、食べずに産卵後は死んでしまうわ。それを悲しいとは、言ってはいけない気がしてならない私です。
これからも宜しくね。💛