あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

瓶ヶ森散策  1

2022-10-14 20:34:28 | 山登り・里山歩き
 三連休の真ん中の日、瓶が森に行ってきました。
 え~と、はじめは散策ではなく登山のつもりだったのですけど・・・・だから出発も朝の7時半。午前中に下りて来て午後はまた別の場所に行くつもりでした。
 寒風山トンネルが工事で片側通行になるということで、今はあまり利用されてない旧国道を行きました。対向車には一台も合わずに寒風山の駐車場に到着。 旧寒風山トンネルが駐車場にでてくるとは。今まで知らなんだン?と、孫たちにまで笑われました。
 駐車場は寒風山に登る人の車でほぼいっぱい。
 


 私たちはさらに奥へ向かいます。ユーフォーラインの景色はいつ見てもきれいですが、車を止めて写真を撮る場所がありませんでした。止まって写真を写している人の車でいっぱいだったからです。県外車が目立ちました。なかなかひやひやする思いもしました。山道に慣れないドライバーも多いですから。
 
 ウマオのリクエストで吉野川源流の碑に立ち寄りました。徳島県を流れる吉野川はここからの水を集めて大河になるのです。
 
 
 
 9時30分ごろ駐車場に到着。車で約2時間かかりました。ここも車でいっぱい。三連休ですからね。

 今回の登山コースは?
 
 右端の駐車場から中腹の氷見2千石原を通って、いったん道を下り、下のほうの瓶壺へ。

 
 そこからまた登って、第1キャンプ場経由で女山を目指します。というのも、6月の雨中登山で、私だけが女山まで行ってなかったからです。私の通ってない道を通って女山、男山を目指します。
 そろそろ石鎚山が色づくころで、氷見二千石原からそれがみられるといいなあ、とちょっと期待していたのですが、来る途中の景色から考えて、紅葉はまだだろうと思いました。
 
 瓶が森は駐車場からの数メートルがきついですが
 
 


 氷見二千石原にでると、なだらかな道が続きます。


 向こうに見えるのは子持ち権現。


 
  思った通り石鎚は青い山でした。しかも山頂は雲に隠れています。
  画面右手のほうがロープウエイのある成就登山ルート
  左手のほうが土小屋登山ルート


 クマザサに覆われた広々した場所ですが、風雪に耐えた木々は堂々として立派です。

 
 6月に新芽がでていた針葉樹には
 
 先っぽに一つずつ実のようなものがついて、相変わらず面白い姿だなあと思いました。
 
 
 途中でキノコを見つけました。
 たぶんこれはホコリタケだと思います。
 
 
 このふにゃっとしたものは?
 ボケていますね。
 
 
 20分ほどで瓶壺へ下りる場所に着きました。
 
 
 この手前、下りていく道はひどくえぐれていて滑りやすく荒れていました。上から見下ろした場所も、笹がないところが広場のようになっています。そのうち、中央に残った笹もなくなってしまうのではないかと心配です。
 
 瓶壺
 直径2メートルほどの甌穴です。底の石がはっきり見えて澄み切っていました。

 
 すべすべした岩をわずかな水が流れて来てここに小さな穴ができたのですね。


 
 しばしきれいな水を楽しんだところで、女山への登山路へ戻りました。
 
 が、
 
 道を間違えたみたい。第1キャンプ場を目指さないといけないのに第2キャンプ場へ来てしまいました。ここには今は閉鎖されている白石小屋がたっています。学生時代石鎚から縦走してきて泊ったのがこの小屋じゃなかったかしら?
小屋のそばまで行って確かめたい気がしました。
 テントが張れるようになっていたのかな? 平らな土地にリンドウがいっぱい。 残念ながら日が差してないので開いていませんでした。
 


 
 しばらく行くと林に入りました。
 2色に色づいた葉っぱがとてもきれい。何という木なのでしょう。
 
 
 沢にかかった趣のある橋を渡って

 
 この辺りは林です。 岩を抱いた木がありました。 この水が瓶壺へ行くのかな?

 

 林を抜けると、霧が晴れた石鎚が見えました。うっすらと西条市が見えました。

 
 たった一本黄色くなっていた木。
 
 
 この分かれ道、もう少し先で合流するんじゃないかなあ、ということでトラオが登っていきましたが、しばらくして「どんどん離れていく感じ。そちらへ帰る。」
 そして走って私たちに追いつきました。そろって歩き出して間もなくトラオが「頭が痛い」と言い出したのです。
 もしかして高山病? 高い山で走ったのかいけなかったのかもしれません。私たちは迷わずここから引き返すことにしました。
 
 この道、相当えぐれています。元の道はどれなのか? ここまで登ってくる道もずいぶん荒れて深くえぐれた場所がいっぱいありました。 台風14号でこの山も大きな被害があったようなのです。笹のないむき出しの道の上を水が流れたのではないかと思います。



 
 慎重に足元を見ながら歩いていると、
 
 まっかな実。 ツルリンドウかな?
 


 この色!
 
 
 赤いキノコ
 
 
 三色の苔

 
 
 下りていくうちに霧雨が降り出しました。石鎚も再び雲の中に消えました。 2回目も雨に降られるとはねえ。なかなか上までは上らせてもらえない山です。だけど、早めに下りてきてよかったんじゃない? 雨もだんだんひどくなりそうだし、私たちこのあと土小屋テラスで食事をして、面河山岳博物館に行く予定だったのですが、山頂まで行かなかった分、時間に余裕ができました。たっぷり博物館で楽しめそうです。
 
 駐車場で目ざとくウマオが見つけたもの
 
 
 こんな看板が立っているのに、ですよ。



 
忘れていました。虫の写真を追加しておきます。



ザトウムシの仲間ですかね。

 
 
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2 コメント

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瓶が森 (みーばあ)
2022-10-17 16:33:24
良いですね
最近こう言うところに出かけることが無くなりました
自然豊かな山や森
歩きたいです
足の長い蜘蛛かと思いましたザトウムシですか
ザトウムシも初めて聞く虫の名前
検索して見ました
知らない事がまだまだ一杯
又新しい虫教えて頂きました
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みーばあさんへ (あた子)
2022-10-18 21:56:51
本当に気持ちのいい山です。
四国にはあまり高い山がなく、これでも3番目にたかいんですよ。でもこんなに緩やかです。
難点はどの山も登山口が遠いこと。愛媛と高知の酒井ですから。
ザトウムシは私も知りませんでした。娘が教えてくれました。山には結構いるんだそうです。
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