7月24日、ビロードスズメが無事羽化しました。
実は羽化したのはこれが最初ではなく、1匹目は3日も前に羽化、どこかへ行ってしまいました。わたし、さなぎが羽化するにはもっと日にちがかかると思い、しばらく網をかぶせてなかったのです。他のガが2週間ほどで羽化すると知ってあわてて覗いたときは・・・・
背中の割れた抜け殻が残っているだけ。
もう1匹がさなぎであるのを確認して急いでざるをかぶせました。 こうして念願のビロードスズメと対面したわけです。
初めて見るビロードスズメガ。なんて美しい。目の詰んだ高級なじゅうたんを見るようです。手触りまでも想像できます。
ここで今までの写真とダブるところはありますが成長をまとめておきたいと思います。
今回羽化した子は、幼虫時代、植木鉢の縁近くにいました。
7月1日
動かなくなってからはずっと落ち葉をかぶせていましたから、前蛹時代は見ていません。
先に羽化した、中央の瓶付近にいた子はさなぎになりかけでした。
7月2日
7月4日
そして柔らかそうなさなぎになって7月5日
色が黒くなって固そうになりました。そして多分7月19日か20日に羽化。
一方遅れてさなぎになった子は
7月21日、いよいよ羽化かと思われました。
そして7月24日、無事に羽化できたというわけです。あえて「羽化できた」という表現をしたわけは・・・
幼虫は4匹いたはずなのですが、2匹はどうしても見つかりませんでした。どこかへ行ったのか食べられたのか。自然界で無事に大人になれるのは半分にも満たないのだなあと思うのです。
抜け殻を取り出してみると中から水がこぼれました。
羽化するときに体液を出すみたいです。
羽化するときに体液を出すみたいです。
電話で知らせておいたので、娘がやってきました。いとも簡単に指にとまらせ、さあ、撮影会を開きましょう。
逃げません。
こんな背景どうかしら。
森の中へ飛び立とうとするビロードスズメ。かっこいい。
実際はしっかりと指にしがみついています。
今度はマキの葉っぱにとまらせて
おなかの裏はあの蛇のような模様の片鱗が見えます。
今度は横から
夏だというのに完全に冬装備ですね。
ついでにドアップで。
このマキの木の下にユキモチソウが植えてあります。
「こいつをリリースしたらまたユキモチソウをかじられるよ。」娘がちょっぴり意地悪く言いました。
それは勘弁願いたい。5株あったテンナンショウ属の葉っぱは、茎の元まで食べられて新たな芽が出る気配はありません。たった1枚。ユキモチソウの実をつけた茎と葉だけが残っています。何とかしてここから種を採りたい、でないとこのまま消滅するかもしれません。
一向に動く気配のないビロードスズメを、マキの葉っぱごと隣の畑に連れて行き、ノブドウにとまらせておきました。
夕方見に行きましたら、どこかへ行ってしまったようです。餌になる草なんていっぱいあるんだから、人間に迷惑かけるんじゃないよ(と、私は言いたい)
そうそう、先日見つけたブドウスズメ、小さいのは寄生バチにやられて死にましたが、大きいのはさなぎになりかけています。
ただ、全部が全部生きられるとは限りませんので、その辺はうまくバランスがとれているんだなあと思います。ちなみに、成虫は思ったより小さかったです。
ビロードスズメ
ふさふさの毛におおわれているんですね
そして幼虫は寄生バチの洗礼を受ける
全部成虫になれるんじゃないんですね
自然界は厳しいですね
私もあのアオムシで自然界の厳しさを知りましたが
と言って、大事にも出来ません
畑の野菜には敵ですから~~
ああ~~~ヽ(^o^)丿
早朝からビロードスズメ観れて「最高で~~~すヽ(^。^)ノ(*^^)v」
あの幼虫もたまらなくカッコイイですけど、大きな蛹もこれまたイイ!(*^^)v
私、虫の蛹のフォルムも好きなんですよ( ´∀` )
そしてそして何より成虫...💓
ええわぁ~~~(⋈◍>◡<◍)。✧♡
ビロードスズメになんて、そうそう出会えるものではありません。ほんと、朝からええもん見せてもらいました(*^^)v
有難うございましたヽ(^。^)ノ\(^o^)/