あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

自家製ジャム&フルーツソース

2024-06-06 23:50:00 | 野菜・果物・料理など
 そろそろ桑の実が売れている頃。松山市からの帰りに実家に寄ってみました。
 あら〜遅かったかしら。実は高いところにあるだけで手が届きません。


 去年はジャムやらジュースやら染め物までしたのに。
桑の実のジャム - あた子の柿畑日記

桑の実のジャム - あた子の柿畑日記

弟が、「桑の実がいっぱい熟れとるんでジャムなんか作れないだろうか、」と言います。「できるできる、今度採りに行くから、」と話したのですが、採りに行く前に娘が知り合...

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 今年、下の方を切ってしまったということです。

 仕方ないので手が届く枝の実をつまみつつ世間話をしました。
 
 話は、先日作って届けたルバーブのジャムのことになりました。ルバーブって、生はスイバかイタドリに似てるんだけど、それなんかジャムにできないかなあ。
 なんでも炊いたらトロトロになるじゃろが。と弟。
 そうか、トロトロにさえなったらいいんだったら茄子も大根もなるもんね。けどジャムとして食べようとは思いません。
 イタドリは火を通すとぐじゅグジュになるので、下処理は熱湯をかけるだけです。それでも先の柔らかいところは崩れがち。うん、ジャムになりそうな気がする。もうイタドリの新芽はないので試してみることはできませんが。

 さて、そのルバーブのジャムですが、たまたま道の駅で格安のを見つけて買ってきました。これなら失敗しても惜しくない。




 左は甘夏、右が緑のルバーブです。
 作り方の簡単なこと。2センチくらいにトントンと切ってしばらく水に晒し、それの半量くらいの砂糖をまぶして煮るだけ。
 水に晒している時、イタドリと同じように酸が抜けて水が濁るのがわかりました。
 火にかけると見る見るうちにとろけていって出来上がり。レシピにはレモン汁を加えるとありましたが、そんなことしなくても十分酢っぱかったのです。その分、砂糖もたくさん入れたので、甘すぎるし。
 水に晒す時間を長くしたら酸味が程よくなるんじゃあないだろうか?
 もう一度ためしたくて買いに行ったのですが、もう売ってなかったのです。もしかしてシーズン終わり?
 味は? ルバーブらしさってどこにあるんだろう?なにしろ匂いもない癖のない野菜でしたから。
 食べ比べのために甘夏のジャムと並べて塗ってみました。





 ルバーブの簡単さに匹敵するのはいちごでしようね。
 ヘタをとって砂糖をまぶし、


 水分が出たらレンジでチンするだけ。
 1パックでこれだけです。


 ヨーグルトソース2回分くらいかな。

 面倒なのはルバーブと一緒に写している甘夏のジャムなんです。
 甘夏は、酸っぱくて苦い。わたしは好みではありませんがお年寄りには根強い人気があるようです。我が家は、レモンの台木として残っていますが、実も取れます。それをジャムにしてみました。
 皮は苦味が強い上に、アブラムシの被害でとても利用できる状態ではありませんでしたので、実を丸ごと使うことにしました。


 これを半分に切って種を取り除き火にかけます。沸騰したら水を変え、何回か水を変えながら晒し、また火にかけてー
 これを何回繰り返したかしら。食べてみて我慢ができる苦さになるまで。
 袋がとろけませんので、ミキサーにかけました。
 それから砂糖を入れて好みの硬さになるまで煮詰めます。甘夏の味も香りもしないジャムですが、見た目は一番滑らかそうでジャムっぽいです。酸味を補うためにあらかじめ絞っておいた果汁を加えて出来上がり。それでも甘夏っぽくはないですが、食べやすいジャムではありました。
 もう一つ手間のかかる、
 伊予柑のマーマレード
 これは皮も使います。すると、苦味の他に、皮のピリピリ感が気になるので、やはり何度も晒さなければなりませんでした。

 大鍋に二杯。

 煮ていると伊予柑のいい匂いが漂ってきて幸せな気分にはなるのですが、苦みやピリピリ感をほとんど無くしてしまうと、やはり一体なんのマーマレード?となってしまいます。酸味も抜けるので、やはり絞っておいた果汁を足しました。

 出来上がり。色が濃くなっているのは、白砂糖ではなく、きび糖やてんさい糖など色のついた糖を使っているから。


 白砂糖よりは雑味があるように思いますがわたしはこちらの方が好き。
 
 地元産の材料を使った、添加物の少ないジャムが人気ですが、この手間を考えるとお値段高めは当然かな、という気もします。
 





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8 コメント

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桑の実ジャム(#^.^#) (れんげ)
2024-06-07 04:16:22
あたこさん
おはようございます。
う~~ん💛
懐かしい画像!車があった時は、よくこの時期は里山の川の近くにある大きな桑の木の大きな桑の実を、傘を逆さにして、揺すって落とし、持ち帰ってよくジャムにしました!その頃は野の花が中心で、虫はあまり興味を持たなかったですが、カメムシが桑の実の中に一緒に落ちていつまでも臭かったたのを思い出します♪その桑の木も私達の最後の車旅では、有料の駐車場やキャンプ場になって、伐採されてしまっていました。私はその頃は若かったので、夜中に帰宅してから、洗濯しながら桑の実をお砂糖を入れて残ったワインも入れて煮ていたら~真夜中に火災報知器が感知して!ああ~~大音響でならせてしまいました!これって・・たぶんワインを入れたのが蒸発して感知器が作動したのだと思います。
もう、恥ずかしかったのと、慌てたのと、ご近所に謝ったのとで、忘れられません~。
まぁ、消防車が来る前には電源を切ったので鳴りやみました・はぁ~。
ルバーブもジャムにしたことがありますが、もうあまりこちらでは手に入らないので、それ以来作ったことは無いです。近場のスーパーには出ません。
甘夏は、すごい手間のかかるピールを作りましたが、実は、ジュースが一番おいしくてこの頃、はまっています♪(頂き物なのですぐ無くなり、今は一寸白っぽい夏みかん?(名前が解りません)のジュースをよく作って飲んでいます(#^.^#)晩柑かな?
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Unknown (ぴあ野)
2024-06-07 09:25:10
あたこさん、ちょうど、今母が来ており、
週末にルバーブが出ているか、産直を覗こうと話していたところです♫
ルバーブのジャムは20年近く作っています。

少女時代の愛読書「あしながおじさん」、主人公のジュディは大黄のパイが大嫌い。
孤児院の味がするから・・・と。
その大黄がルバーブと知ったのは、産直で見つけたルバーブの説明書きからでした。
農家さんがルバーブの説明と共にジャムのレシピも載せてくれていて・・・
以来、この時期になると、ルバーブ探しにソワソワしますw

市販のルバーブジャムやルバーブのパイ、ペストリーは、赤くて綺麗なのに・・・
どうして緑色なの?と北海道の物産展で赤いルバーブを売っていた売り子さんに尋ねたら
寒いところと暖かいところと種類が違う、と言われました。
なるほど市販のジャムはヨーロッパや北米から来ているんだろうな、と、納得しました。
北海道産のルバーブは赤くてきれいなジャムになりましたが、いつも買っている近所の品の倍以上したので
もう色にはこだわらなくなりましたw

苺ジャムより簡単かも~と、個人的には思います。
そして、マーマレードの大変なこと!
それでも、母は今の住まいで、甘夏を買ってきてマーマレードを作って
朝食に持っていくのだそうです。
そろそろなくなるので、ルバーブが出てジャムを作るのを楽しみにしております。
長くなってごめんなさい、さて週末、ルバーブは売っているでしょうか・・・?
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こんにちは (みーばあ)
2024-06-07 11:40:00
ルバーブのジャム
確か赤い色だったけどと思いながら拝見していました
ぴあ野さんのコメントで解決しました
種類が違うんですね
一度だけ畑で育てたことが有って確か赤い色でした
暑さに弱いらしくて、翌年は駄目になりました
夏ミカン系の苦みと皮のピリピリ感は中々抜けませんね 
何度も煮こぼすと風味が抜けるし~
手元に夏ミカンが有るんです
昔ながらの夏ミカン
ジャムにでもしようかなと思いながらちょっと億劫で手付かずでいます
あたこさんはよく子まめにジャムとかお作りですよね
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Unknown (あたこ)
2024-06-08 00:05:00
れんげさん
大変な思い出があったんですね。ですが、大笑いしてしまいました。なんとも得難い経験で🤣
そうそう、傘を広げて桑のみを落としたというお話、去年マネして、大きなざるに受けました。今年もそうすれば高いところのが採れたのにー 忘れてました。
野生のクワがなくなるって寂しいですね。
夏になると柑橘は少なくなってしばらくはあの酸っぱさが懐かしくなります。サマーオレンジという、あまり酸っぱくないのがあるのですが、甘みも少なめであっさりしています。やはり春の晩柑類の濃厚な味と比べると物足りなくて、わたしはあまり買ったことがありません。
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Unknown (あたこ)
2024-06-08 00:17:24
ぴあ野さん
ルバーブのジャム、以前作られていましたよね? 何人かのブログで知ってはいたのですが、野菜からジャムなんてーと、半信半疑でした。でも、簡単でしたね。
あしながおじさんの大黄は心に残ってなかったですね。赤毛のアンほど繰り返し読まなかったからかなあ。
ルバーブは暑さに弱いらしく、うちの方では育てるのが難しいそうです。
マーマレードの手間と言ったら!
でも、混ぜ物なしの味を覚えたら、市販のマーマレードを食べる気にもなりませんしね。
おの苦さやビリビリ感と風味とのバランスが難しいです。それといかに手間を省くか、まだまだ試行錯誤中です。
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Unknown (あたこ)
2024-06-08 00:27:18
みーばあさん
ルバーブを育てたことがあるんですね。娘の友達が栽培に挑戦しているらしいのですが、難しいそうです。赤いジャムは綺麗でしょうね。
甘夏は苦味と酸味が強いので、それを除くのはなかなか大変。中身だけをジャムにすると多少は楽です。あらかじめ全部の果汁を絞っておくと風味も良かったかなと思っているところです。夏みかんだとさらに酸っぱくてにがいですから、みかんの袋とわただけを何回も晒しながら煮るのがいいんじゃないでしょうか。
これからしばらく柑橘がないので、寂しくなります。
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ジャムも作られるんですね (みなみ)
2024-06-08 21:25:44
すごいなあ…
おいしいんでしょうね、いいなあ…

私は、本当に簡単な、煮る、炒める位しかしなくて、
いつかはと思いつつ、定年後にやるようになるかなあ・笑

ジャムは、高めの瓶ものを買っていましたが、この頃、
中身のいちごごろごろがすごく少なくなって、水飴みたいになりました。
値段はあまり上げずに、品質を落としたんですね。
もう買っても仕方がないって感じです。
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Unknown (あたこ)
2024-06-08 22:26:50
みなみさん お久しぶり
お元気そうで何よりです。市販のジャムはピンからキリまで。果物の量が多い方が美味しいけど値段は高くてねぇ。果物自体が値段が上がってますね。
こちらでは商品にならない規格外が手に入りますので材料費は安くつきますが、都会では手作りの方が高く付くなんてこともあるのでは?
わたしも現役の頃はジャムなんてとてもとてもー 手作りを楽しみだしたのは歳をとってからです。
忙しい人が作るとしたら、ルバーブ、いちご、イチジクでしょうか。どれも小さく切って砂糖をまぶし、水分が出たらレンジでチン。時間も適当にして、様子を見ながら加熱するだけです。硬さも砂糖も自分の好みで。
安い果物が手に入ったら作ってみて。美味しくなくても、砂糖を加えるから美味しいんですよ。
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