と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

ノートを入手

2008年11月12日 00時06分40秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 太田あや氏の「東大合格生のノートはかならず美しい」という本が売れていて、受験生ばかりではなく、ビジネスマンも買っているということは知っていました。

 むろん、教育関係者として多大なる興味も持っておりましたから、わたくしも買って眺めておりました。なるほど、すばらしい発想でした。ただし、なんかどこかで見たことのあるような感じがして、安価な図解本だからと放っておいたのです。

 そうしたら、実際にそれらしき名前のノートが発売されたのです。昨日、自宅近くのショッピングセンター内の書店で入荷したということを知って、ジムの帰りに思わず買ってしまいました。(^0^)/

 在校生諸君にも見て欲しいのですが、図書館にでも寄付したらいいのかなと考えております。ノートを寄付してもしょうがないですけれども。

 結局、昔からあるサブノート学習法なのです。やはりコツコツと努力している人にはかなわないということなのです。それを具体的にいかに頭に入れていくかということが、この書籍やノートの新工夫なのだと思います。手書きにして、書いた側から忘れていくようではなんにもならない。

 わたくしも決して人のことは言えないです。
 タレントの名前なぞ特に覚えられない。特徴のない化粧のせいで、みんな同じ顔に見えてしまう。個性のない人ほど覚えられません。まったく誰が誰だかわかりません。唯一、美空ひばりさんだけはわかりますが。(^0^)/

 こういうHow To本が売れるのは昔からそうです。
 梅棹忠夫先生のB6情報カード紹介本はその最高傑作でしょう。
 本当に有り難かったのです。ただし、熊しかいないような山奥ではその情報カードの入手方法が難しく、困りました。高校の同級生たちがスイスイとそういうツールを用いて効率的に勉強していました。

 しかし、彼らはそこから先が更に凄かった。ツールを用いて、断片的な知識を獲得してから、仕上げにサブノートを作成していました。お茶大教授であった外山滋比古先生の言われるメタ・ノートです。

 ここらへんが、大学教授になったりする人間とわたくしのような凡人との差です。

 先生方でも大学教授に転身されていかれた先生が数人おられて、そういう先生方はご自身の学問に対する姿勢も授業も実に実に厳しく、こちらは必死でした。なにしろ勉強されておられた。つまり、知的要求水準が高い。一生勉強だなと本当に思っておりました。懶惰な現在のわたくしの少ない読書時間では語る資格もないと、教えていただいた先生がたに謝罪するしかありません。

 事実、学級担任をしていただいた恩師に、手紙を書いて近況報告をさせていただいたら、もっともっと勉強をするようにと御指導をいただいたのが、わたくし50歳の時。老先生に今なおご心配をおかけしているということもそうですが、生涯勉強ですよと教えをいただく愛情あふれる教育もすばらしいものがあります。出来の悪い生徒で、しかも高校の後輩であるわたくしが教員をやっていることも老先生のご心配の種なのです。手取足取り教えたい、たまには故郷に帰って訪ねて来なさいとお書きになってくださったのですから、こんなに有り難いことはありません。

 また、倫理社会の先生は、研究室で古代印度語とかのノートをとっておられて、しびれるような知的興奮をしたものでした。世間にはこういう先生がおられるのだということです。


 たかがノート一冊とバカにすることなかれ。

 たゆまぬ工夫と改善にこそ活路は開けるのです。

 健康と知的欲求。
 この二つで大いなる生長をしていっていただきたいと願っています。

 また、明日。
 
コメント
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光こそ、すべての源という気がするのだが

柔道をやると~ま君

サンスクリット般若心経

高齢\(^_^)/