五輪書というと、若い人でも知っているようです。
剣豪宮本武蔵の著作だと言われています。漫画にもなったようです。今日はそのことについて、生徒に語りかけてみたものですから。ちょっと、ここで取り上げます。
該当箇所は、岩波文庫版で107ページの「あらたになるといふ事」。
ここをコピーして差し上げました。ある生徒に。
一種の転心法とでもいうべき部分です。
「敵我たたかふ時、もつつる心になつて、はかゆかざる時、わが気を振り捨てて、物毎をあたらしくはじむるる心に思ひて、其拍子を受けて勝をわきまゆる所也。」
いい文章です。
実にいい。
わたくしたちは迷い、かつ逡巡して生きている部分もあるのですから、そういうときには転心させていくのがいいと理解しています。
相対をしているといわゆる落ち込む状態になります。相対主義はいい面もありますが、比べる対象があると要らざる心配もしてしまいます。
吉川英治先生の「宮本武蔵」、小山勝清先生の「それからの武蔵」と読了し、特に佐々木小次郎との勝負から晩年熊本城に篭った時代の宮本武蔵に非常に興味を持ったものでした。求道的な生き方が書いてあるという点で、後者の書物にたいへん影響されたと思っております。まだ中学生時代でした。
高校生の時期にはいろいろなことがあります。本当に要らざる心配事もたくさん湧いて出てくることだろうと思っています。
そんなときに、「あらたになるといふ事」をちょっと読んでいただきたいと思うのです。
そんなお気に入りの短文をカードに書いてそっと財布にも挟んでおくと大変にいい。
武道をやっている生徒ならなおさらのことです。
そんなことをちょっと思ったものですから。
また明日。。
剣豪宮本武蔵の著作だと言われています。漫画にもなったようです。今日はそのことについて、生徒に語りかけてみたものですから。ちょっと、ここで取り上げます。
該当箇所は、岩波文庫版で107ページの「あらたになるといふ事」。
ここをコピーして差し上げました。ある生徒に。
一種の転心法とでもいうべき部分です。
「敵我たたかふ時、もつつる心になつて、はかゆかざる時、わが気を振り捨てて、物毎をあたらしくはじむるる心に思ひて、其拍子を受けて勝をわきまゆる所也。」
いい文章です。
実にいい。
わたくしたちは迷い、かつ逡巡して生きている部分もあるのですから、そういうときには転心させていくのがいいと理解しています。
相対をしているといわゆる落ち込む状態になります。相対主義はいい面もありますが、比べる対象があると要らざる心配もしてしまいます。
吉川英治先生の「宮本武蔵」、小山勝清先生の「それからの武蔵」と読了し、特に佐々木小次郎との勝負から晩年熊本城に篭った時代の宮本武蔵に非常に興味を持ったものでした。求道的な生き方が書いてあるという点で、後者の書物にたいへん影響されたと思っております。まだ中学生時代でした。
高校生の時期にはいろいろなことがあります。本当に要らざる心配事もたくさん湧いて出てくることだろうと思っています。
そんなときに、「あらたになるといふ事」をちょっと読んでいただきたいと思うのです。
そんなお気に入りの短文をカードに書いてそっと財布にも挟んでおくと大変にいい。
武道をやっている生徒ならなおさらのことです。
そんなことをちょっと思ったものですから。
また明日。。