と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

倦くことなく

2009年01月04日 21時58分14秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 5日から学校は実質的に機能します。
 まだ生徒は部活動以外は登校していません。

 さて、NHKの大河ドラマ天地人を見させていただきました。風土的に非常に関係のある育ち方をしましたので、楽しみにしておりました。
 直江兼続が、5歳で家臣になるという話でした。あどけない童子が両親とわかれて後の上杉景勝となる人物にお仕えするという設定です。

 兼続役の子役の演技も上手でした。かわいいけれども、勝ち気で頭もなかなかよろしいという設定でしたが、登場人物と一体化してしまいました。わたくしの方が。
 それと兼続の母親役にもぐっときました。5歳のわが子を手放さくてはならないという設定に。
 春日山のお城にも。
 景勝と兼続が学んだお寺雲洞庵にも。

 わたくしはこの時期のいわゆる戦国時代の資料(史料ではありませんよ、史料などと言ったら傲慢です)を漁るのを一種の趣味としてきましたので、よけい思い入れがあるのかもしれません。

 こうした歴史への接点もあってよしと思っております。それがどんなふうに将来の展望になっていくかわかりませんし。要するに面白いから、でいいのだと思っています。

 上杉景勝、直江兼続の後の世に、わたくしの最も敬愛する上杉鷹山と細井平洲が現れます。彼らの資料もそろえております。当然です。彼らのつくった学校に学ばさせていただきましたから。今日も細井平洲先生の著書を読んでおりました。よくインターネットには、菊作りと人間教育ということで、二人のことを紹介している方が多いのですが、それだけではありません。実に、汲んでも汲んでも尽きせぬ知恵がそこにはあります。

 学ぶということは、文机の上で読むだけでは不足です。実践あってこそです。今日の細井平洲先生の著書にはそんなことも書いてありました。

 勉強するというのは、人物となるためであります。楽するために勉強するのではありません。人を騙すために上級学校に進学するのでもありません。クイズ番組のような受験テクニックだけで、将来世間を渡ることができるほど甘くはありません。もっともそれすらないというのでは何をかいわんやであります。

 山本七平先生の論語の読み方という最近買った本にも同じようなことが書いてありました。

 断片メモをとってありますので、整理しながら再度メタノートに挑戦です。

 中学生の皆さんも、今頃文机にむかって正座でもしながら、学問に励んでおられるのだろうなと思っています。

 外は雪。
 がたぴし震える窓とともに、貧しい受験生活を送った身としては、もっと厳しい環境と精神で精進していただきたいと思うのですが、そんなことを言っても太古の人間の呟きにしか聞こえないでしょうけれども。



 務めなされませ。

 いよいよ3学期ですから。

 倦くことなく。
 弛まず。
 
コメント
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光こそ、すべての源という気がするのだが

柔道をやると~ま君

サンスクリット般若心経

高齢\(^_^)/