と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

テレビからの話題

2009年01月26日 23時12分26秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 昨日のNHKテレビの大河ドラマ「天地人」を見ていたら、びっくりしました。

 あの織田信長が上杉謙信に贈ったといわれる、洛中洛外図屏風 の中に将軍の家に入らんとする謙信の姿が描いてあって、しかもそれは信長の挑戦状だと言われる。天下のNHKだから間違いないのでしょうけれども。実際、実物を拝見させていただいていましたから、ははぁあれがそんな重大なものだったかと感じたしだいです。

 現在米沢市の上杉博物館にあります。
 昨日のNHKの放送でも最後にやっていました。

 現在受験勉強中の中学生の方では、見ている暇などないでしょう。
 当たり前ですね。

 高校に入学したら、思い切り戦国の歴史でも勉強してみてください。それもまた楽しいものです。

 さて、テレビばかり話題にします。

 やはりNHKの日曜日朝の小さな旅というのを拝見させていただいていました。
 そうしたら、水戸の東武館という剣道場のことでした。
 少年剣士たちが、寒稽古をしている姿が出ていました。
 寒い中、兄弟姉妹たちといっしょになって稽古をしていました。
 まさに寒風吹きすさぶ中を防具を担いで道場に通っている。

 まるっきり孫のようなわらしべたちの姿に、とてもあたたかな気持ちになりました。

 一生懸命になって、なにかをやるというのはまことにいい。
 無為無策が一番よくない。
 閑を楽しむというのが、漢文にはよく出てきますが、そうしたゆとりと裏腹な鍛え方がないと年少の者は成長しません。
 真綿で包んで育てたとて、険しい山岳の道を辿ることができましょうや?

 そして、感動したのが、道場にある額。
 「文武不岐」とあったのです。

 水戸の弘道館という藩校では、文武を分けないという意味で、一体化された建て方をしていると聞きます。

 建物が真中の正庁を挟んで文館と武館に分かれています。「弘道館記」に「文武不岐」(文武岐<わか>れず)とあります。

 また、文館では儒学、天文、数学、和歌、音楽まで教えられたということです。 「文」が数学や音楽まで含んでいることを注目しましょう。更にこの文館とは別に医学館があり、ここでは医学や薬学が教えられました。ついでに武館の方では剣術、柔術、槍術、馬術、砲術更に水泳(水府流は有名)や兵学が教えられました。

 凄いものです。

 今、このような教育をしたらいかがなものでしょうか。誰も志願者がいなくなってしまいますかな?

 そしてその後このブログでもお世話になっておりますYouTubeで三島由紀夫という作家の動画を見ていました。武道について、いろいろ話をしておりました。彼はスーパー知識人ですから、なまなかのことでは攻略の難しい作家です。作品だけはずっと読んできましたが。

 で、剣道の話になって、彼も武道を愛好していましたから、まさに文武不岐のようなことを言っていました。

 優れた人はやはりどこまでも優れているのです。わたくしの周囲の方々のように。少しは見習いたい、と。

 そんなことを思ってしまいました。

 また明日。

コメント
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光こそ、すべての源という気がするのだが

柔道をやると~ま君

サンスクリット般若心経

高齢\(^_^)/