と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

古書店でも

2011年02月09日 21時25分32秒 | 先公ごっこ2008年から2012年

今日の出張の帰り、もう暗くなりましたので、古書店でも覗いていこうと思い、匝瑳市のなじみのお店に立ち寄りました。

「雄辯學講座」永井柳太郎執筆という昭和4年版の全3冊、しかもあの有名なる尾崎行雄先生も共著の書籍が売っておりました。うれしいことに活字も旧字体。もっとうれしかったのは、中身が新品同様。カビもはえていない。珍しい保管状態です。もしかしたら、最近はやりの拝む本であったのかいな?と思いました。(拝む本とは、全く読まないで、飾っておく本という意味でつかっております)



発行所は東京市神田区になっています。東京が「市」と表記されているのです。
価格は一円五十銭。

かなり高いだろうなぁと手にとってみました。とうてい購入はできないと思いました。
しかも箱に入っています。それも観音開きのような上製の折りたたみのような箱。

じっと見つめておりました。
また、本にふられたのだなぁという思いでありました。高値の花とはこういうことを言うのだと思って、最後のページを見ました。たいていここに値段が書いてあるからです。

そして、おそるおそる価格を見たら、なんと2000円。
3冊あるので、合計は6000円かと思いました。おっとこれなら買えると財布を確認しました。

顔なじみの店主に、これはおいくらですか?
と、お聞きしたら、驚いたのなんの。

全部で2000円!再度確認したら、苦笑しながら、もっと高く売ってもいいんだけどと言われて、こちらも苦笑。いつもこんな具合で、会話がはずみます。まるっきり漫才のようなものです。いつもです。店主とは。

気の変わらないうちにと思って、速攻で購入したのです。



ここの店主には、ほんとうにお世話になっています。
実に目利きがいい。
価値ある古書を東京から捜してくださる。

講道館創始者嘉納治五郎先生の全集(全14巻)を、わたくしに二万円で即売してくださった時には涙まで出ました。
ありがたいことかぎりなし。



今日はしかも、哲学者の中村雄二郎先生の古本も2冊。
「西田幾多郎」と「哲学の現在」合計600円。

さらに、東海大学医学部の渡辺俊之先生の「ケアの心理学」100円。

武蔵野大学の花山勝友先生の仏像関係の文庫本2冊200円。

桐朋中学・高校のバスケット顧問の書かれた「ナンバ健康法」という文庫が50円。



実に良書に恵まれました。
ほくほく顔でありました。

もう遅かったのですが、夕食はちょっと遅くなってもいいような気分になり、家人に連絡をした上で、結局スポーツジムに行くことにしました。体操服や、運動用ズック、汗・手ふき西洋式布はいつもクルマの中に置いてありますから。


なんのために?


つまり、バイクをこぎながら買った本を読もうと思ったのであります。
(バイクというのは自転車です)
出張でしたから、運動を殆どしていませんでしたから。健康あっての読書三昧生活であります。





そしておいしく夕食を感謝と共にいただくことができました。
健康も、体力もつけて、そして情報収集もはかることができました。

ほんとうにありがたいかぎりであります。
本には好かれる性格のようであります。
本の方から、買ってほしいと古書店で訴えてくるような気がするからです。
もっとも、この傾向は、新本ばかり売っている書店ではあり得ない現象であります。古書店だけで経験することなのであります。
人間に対する傾向性でもこれは同様のようであります。

つまり新しい、若い本(人間)には相手にされないという意味でもありますが、ね。苦笑してしまいます。まったくそのとおり。






またあした!






コメント
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光こそ、すべての源という気がするのだが

柔道をやると~ま君

サンスクリット般若心経

高齢\(^_^)/