旧友が大学まで来てくれたので、案内をした・・・しかし相変わらずいい男でありまする。この美男と、城西国際のキャンパスをこうやって並べておくと、絵になりますなぁ。大学職員ではないので、広報活動をするわけにはいかないが、これって素材的に使えますねぇ。。。。もうやらないケド。
・この写真の方は、大学生になったとご連絡を申し上げたら、激励に東金まで来てくださったE氏である。拙ブログの熱心な読者で、会社の社長である。ありがたいこと限りなし。ホンネで語りあえる数少ない方である。仕事が別だったから、こういう関係性を維持できたのだとしみじみ思っている。随分、学校宣伝ではお世話になったのである。広報誌の作り方、生徒募集ポスターの作り方、CD・DVDの作成方法や、アイディア、どのように学校を見せるか、訴えるかということ等々をまさにプロの目から見ていただいて、ご指導をいただいたのである。
・それはそれで成功したと自分だけだが思っている。だが、実に楽しい現役時代であったとも感じている。プロの才能に学ぶしかないのである。所詮、アタクシなど何をやっても素人芸。さまにならんのであるから。
・やはり、このトシで学生をやっているということに奇異な感じをもたれていた。しかしである。彼には言いそびれたが、他大学での修士課程の学びの時には、86歳の同級生がいたのである。名古屋の方であった。工業技術院の方であった。技術専門で、典型的な理工系。その方は、年下の老人をギター抱えて慰問されているのである。愉快な方である。激励されているのである。「寝てる場合か・・・」ってね。「老人ホームに行って、年下の若輩者が死にそうにしているとハラがたつねぇ・・アハハ」と豪快に言っておられた。
・ワタクシは、その86歳の同級生に相当入れ込みさせていただいた。尊敬しているのである。そして、オレも先輩のようになると約束したのである。毎日、二人でスクーリングに通っていたからである。楽しい御仁であった。またお会いしたいものである。
・ワタクシは、その86歳の同級生に相当入れ込みさせていただいた。尊敬しているのである。そして、オレも先輩のようになると約束したのである。毎日、二人でスクーリングに通っていたからである。楽しい御仁であった。またお会いしたいものである。
・50歳くらいで奥様を病気で亡くされたとのことであった。以来、ずっと生涯学習をしてこられたのだと言われる。印度にも随分行っておられた。独特の哲学を持っておられた。ある意味実にうらやましい境涯である。
・ノートも論文も非常にすぐれた観点から書かれていた。直接見せてもらったが、なかなかのものである。非常に桁違いの実力があることがわかるのだ。伝わってくるのだ。こういう人こそ、本当の優れた人であると思った。
・ご自分でデザインされた赤いTシャツを着ておられた。共にバスに乗って、大学まで出かけた。さすがに、体調には注意されていて、晩ご飯に缶ビール一本だけと決めておられた。性格は実に豪快である。
・こういふ人にわたしはなりたいと宮澤賢治ばりに言っていた。
・今日は3種類くらいの読書をしていた。一つは能楽源流考を読み込むこと。次は、本学図書館から借りた能楽の専門書の部分的なコピーをさせていただいていた。三つめは、ラカンを読んでいた。クラスメイトたちは、院生室で論文書きを猛烈にしている。凄いものである。近づけない。ぴりぴりしている。のんびり読書しているのは、アタクシだけだ。少し焦らなくてはならん。だから、この土曜日は東京にある修士をいただいた母校で行われる学会に参加してくる。論文の原稿は、すでにいくつか書きためてある。どこかに発表させていただくつもりである。でないと、アトが恐ろしい。実績が全くないのでは、本学で論文を書かせていただけないのであるから。しかし、母校がいくつもあると、戸惑いますなぁ。(^0^)/
・生涯学習の世界では超有名人の宮子あずさ様という方がおられる。ナースをやりながら、大学、大学院、そして現在は東京女子医大で看護学の博士後期課程で学んでおられる女性である。いくつか文庫本も出されている。おかぁさまは有名人の作家・評論家の吉武輝子さん。その方のブログにあったのが、「フレンチ・セオリー」というフランスの現代思想を紹介している書籍であった。まったく知らない本であった。だから、マークしていたのである。そして、城西国際のキャンパス内にある書店にふらっと寄ったらその本が、鎮座していたのである。3900円くらいする本である。学生だと割引になるので、衝動買いをしてしまった。そしてそれを読んでいたのである。
・かなり難しい本である。しかし、マトリクスをつくりながら読んでいるとある程度は進む。そんなことをしていたら、あの難解なラカンも理解が進むのではないかと、ふと思い立ってやっていたのである。
・難しい本というのは、ほんとうに難しい。それは初学者を相手にしていないからである。オレはこんなに知識がある、どうだすごいだろうって言っているのと一緒である。ある意味自己主張である。それはそれでいい。
・もっと良いのが、「難しいか?だったらオレの問題設定に回答できるかね?」とやってくれる本であり、著者である。実に教育的である。そちらの世界から語りかけてくるものがあるからである。こういう本は普段からマークしておかないとなかなか出会えない。むろん受け手であるこちら側の問題意識も当然ないと、いい本には出会えない。さらに、著者の思いやりがある。「そうかわからないかね?・・だったらこれはどうかな」って、語りかけてくるからである。これである。こういうのがいいのである。
・帰りの電車の中で、配偶者からメールが来た。携帯を覗くと、年下の旧友の訃報であった。仲人も務めさせていだたいたので、衝撃を感じた。なんということであろうか。本当になんということであろうか。
・今日はここまでにする。彼のことを悼むことにする。