と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

去年の記事 鉱脈

2013年12月26日 21時59分54秒 | 大学院博士ごっこ2012年から2015年
 
鉱脈のこと、アナグラムのこと

1 鉱脈のこと高名な作家たちは、自分の鉱脈を持っていると思う。掘っても掘っても尽きない作品の源である。それがあるから、いくらでも書けるのだろうと。その鉱脈は、誰にでもある。浅いか、...
 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時雨西行

2013年12月26日 09時32分34秒 | 老人大学ごっこ2015年から2016年

時雨西行

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遊女「妙」の歌がいい

2013年12月26日 09時23分59秒 | 大学院博士ごっこ2012年から2015年

時雨西行を見た。NHKの録画である

 

 

 時雨西行を見た。NHKの録画である。長唄である。見終わって、なるほどと思った。つまり何故西行が現代でも人気があるのかということであった。それは、彼の自由人としての生き方がひきつけるのだということである。西行は、日本文学をやるものには常識である。和歌の達人であって、僧侶である。恋の歌も多い。そこらあたりが、人気の由縁なのであろう。

 今日の録画では、遊女が出てくる。西行が旅の途中に一夜の宿を乞うのである。が、遊女はこのような場所にあなた様は来るべきではないということを云うのである。 それに対して、西行は「世の中をいとふまでこそかたからめかりの宿りを惜しむきみかな(出家しなさいと頼むのならお断りなさるのももっともだが、雨宿りをいやがるとはあなた、なかなかのけちんぼですね)」と詠む。

 遊女「妙」の歌がいい。

 

 世をいとふ人としきけば かりの宿に

 心とむなとおもふばかりぞ

 (世を捨てたお坊さまのくせに、いやに宿をご執着されますね。まだ悟りきっておられないのでしょうか)


 いいなぁ、妙さん。思いやりがあるよ。教養豊かな人柄がしのばれる。こんな人と、月を眺めながら、一献、一献、また一献とやりたいものである。一生に一度でいいから。そんなことを云っていたら、ほんとに死んじゃったりして

 2人の歌問答は『新古今和歌集』巻10に出ており、『山家集』にも収録(ただし返歌の初五は『家いづる』)されているから、実話だと思われる。また新古今和歌集には女主人の名が「遊女妙」とあり、『撰集抄(せんじゅうしょう)』(西行の詠歌をもとに後人が加筆した仏教説話集。西行が没した1190年以降の成立)にも、「江口遊女成尼(あまになる)事」と題して出ている。(大阪日日新聞による

 

 能の江口もこの西行と遊女の話であるが、長唄の方は艶やかである。遊女が美しい。能とは違う。もっとも、時代が違う。長唄の方は江戸時代である。能の方は室町時代である。違って当たり前である。

 しかし、なぜ西行という人が、人々を魅了したのか。このことには非常に興味がある。現代でも、西行のような自由人には魅力を感じる方が多いのではあるまいか。囚われていない。旅から旅へと自由気ままに生涯を過ごした方である。

 ストレートな歌い方と、しかも恋の歌も多い。花を生涯愛した人でもあった。花に対する思いは格別であった。生涯を寂しさとたたかった方でもあった。人の生涯というのは、寂しさとのたたかいと、それとどうやって折り合いをつけていくかということでもあるのだろう。

 中世文学研究をもっぱらにされてきた屈指の学者である師匠に今年もいろいろお聞きしてきた。感謝である。このようなご縁をいただいたことが。 

 本当に、それだけでもオレは実に幸運な人間である。ありがたいこと限りなし。ただ単なる大学受験のためだけの国語教育で終わらなかったからである。あのまんま退職していたら、こんなおもしろい世界が古典に開けていたとは気がつかないまま、死んでいったのだろうから。

 さ、これから生き直しの境涯を送ろう。生き直し=生涯学習である。マジに。

 今日もさわやかに生きていくつもりである。

 感謝とともに。

 

  なお、寂光寺(大阪市東淀川区南江口3丁目。通称江口の君堂)に残る遊女妙と歌僧西行法師の歌問答伝承は、全国的にも知られる文学遺跡となり、この西行と妙の話は実話であったとされている。オレも一度行ってみたいものである。

 あーたも一緒に行きませんか?


 そんな方はいないだろうけど。

 (^_^)



 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12月25日(水)のつぶやき

2013年12月26日 07時09分04秒 | 大学院博士ごっこ2012年から2015年

 能の清経を見ていた。録画したものである。早朝からである。誰もいないリビングで。独りで見るのがいい。引きつけられていった。中盤に清経の霊が出てくる。ここでふと思った。戦死した清経が、霊となって、... goo.gl/427bE1


2013/12/23 ザ・ボイス 勝谷誠彦 ニュース解説「天皇陛下 80歳の誕生日」 goo.gl/IkcH1C


15:00だ。院生室から帰ろう。今日はノリが良くなかった。文が出てこない。もっとも、出羽三山信仰の論文を読んでいたからだけど。千葉**大学の教授の菅*先生のを。大変勉強になりました。


それでも、A4一枚は追加した。ま、いいか。帰って、Fitness Clubに行く。そして、夜は能を見るのだ。楽しみだな。塾もないし。


塾と言えば、昨日はおもしろかったなぁ。中学三年生。男子。愉快な男の子ばかりで。オレの椅子を隠そうとしたので、オレも茶目っ気があるよん。スクワットのままやっていたのだよ。ふふふふふ。すぐ、元の授業態勢に戻したけどね。


【公演】 #東京 浅草公会堂 大ホールにて
天理大学雅楽部 東京公演
「相思千十二年・源氏物語ⅩⅢ~初音の巻より~」開催
2014年 3月9日(日)
⇒ gagaku.biz/tenri/teien/

と~ま君さんがリツイート | RT

戦に関する理論も文学も、戦う者の眼を曇らせる事は出来まい。これは、トルストイが、「戦争と平和」を書いた時に彼の剛毅な心が洞察したぎりぎりのものではなかったか。戦争と平和とは同じものだ、という恐ろしい思想ではなかったか。 (戦争と平和)

と~ま君さんがリツイート | RT

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光こそ、すべての源という気がするのだが

柔道をやると~ま君

サンスクリット般若心経

高齢\(^_^)/