なかなか面白い夢を見ていた。
九十九里沿岸のちいさな隠れ家みたいなところに行っていた夢である。若い時からお世話になった方を、ボキのクルマにのっけてこれから酒を呑むかとなったのである。かなり呑んだので、そのお世話になった方がお風呂に入った。風呂から出たらこれから再度呑み直すかとなった。それで「リリリリリリリリッリリン」と目覚ましが鳴ってしまった(^_^)。
まことに残念ながらそれでおしまい。酔っ払い運転を夢のナカでしていたのは、法規違反であるからこれもまたなんちゅう夢を見たのだろうと、今、反省しているけど。
続きが見たいから、もういっぺん寝直すかと思った。でも、目覚ましはいったん起きないとストップさせることができない。だから、起きた。NHKのラジオ講座を聴くためである。録音もデスクトップタイプのコンピュータでやっているから、ともかくスイッチをいれなくちゃならないからだ。
そして思った。すべては夢・幻のようだったなぁって。ボキの来し方である。過去形の物語である。縁もゆかりもない土地で、とうとうジジイになるまで過ごしてしまった。子供も孫もいる。よくまぁボキのようなフーテン男と一緒にすごしてくれた家人に感謝である。
それに、昨日家人に言われたのだが、再雇用されていたらこんな生活にはならなかったにちがいない。去年の8月にクビになったとはいえ、某大学の非常勤講師もさせていただいた。感謝である。クビになったら、次の月にはある学校法人が拾ってくださった。それから半年このバイトを続けている。学習塾もそうだ。家庭教師もそうだ。他にもやっているけど。
思い切ってすべてを捨てたからこそである。いったん捨てると、まさにリセットであった。
つまり、リセットすると再起動してくるからである。再起動というのは良い言葉である。それまでのゴミをいったん捨てて「起動」するわけである。元の状態に戻るかどうかはわからない。スリムになるのかも知れないし、太った豚になるのかもしれない。しかし、それから先は自分の意思次第である。
どういうジジイ生活を送っていくのか。
タノシミである。
わけのわからないジジイ生活ではあるが。
酔生夢死。
まさにこれだヨン。
BYE-BYE!