野菜ソムリエPro. AndyのBlog

「奈良・吉野」の玄関口を中心に活動する、吉野郡唯一の野菜ソムリエPro.&果物ソムリエのベジフルライフをつづっています。

オフィシャルサイトは、こちらから!

★野菜ソムリエPro.&ベジフルフラワーアーティスト   宮坂敏史オフィシャルサイトURL
https://miyasaka831.jimdofree.com/

「清澄の里 粟」に行ってきました♪

2012年07月01日 22時17分01秒 | 野菜&果物

先日、以前からずっと行きたかった、
清澄の里 粟」に行ってきました。

清澄の里 粟は、奈良市高樋町にある、
奈良を中心とした伝統野菜や穀物の料理を頂けるお店。
オーガニックの雑誌などでも度々取り上げられています。
しかも野菜はすぐ近くの畑でこだわり栽培のものをふんだんに使っておられ、
1日20組限定です。


お店から、西を眺めた景色。
奈良市とは思えないほどのどかです。


また、お店の庭には、ヤギがいました♪



お店の中にも、珍しい野菜が置かれていたり、
カワイイ木工作が置かれています。
また、天井の高い、木をふんだんに使った和風の建物ですので、
めちゃめちゃゆったりくつろげます♪

さて、いよいよお待ちカネのお料理。
※料理名は記憶が定かではありませんので、
 異なっている可能性があります。ご容赦下さい。


まずは前菜。
左下から時計回りに、

・ひもとうがらしとベーコンの炒め物。
大和野菜(奈良の伝統野菜で奈良県が認定したもの)でもある
ひもとうがらしをベーコンと炒めたシンプルな料理。

独特の食感がなんともいえません。
ふつうのししとうとは違います。

・粟をそぼろ風に味付けしてパイで巻いたもの。
粟であることを知らずに食べると、あっさりしたひき肉みたいな感じ。
しかもパイにくるんでいるので香ばしさ倍増!

・どいつ豆(さやインゲン豆の一種)のごまあえ
こちらも、伝統野菜です。
普通のインゲンよりも黄緑っぽく、透き通っているのが特徴。
しかもすごい食べやすいです。
普通のインゲン豆よりも食べやすい
と感じる方もいらっしゃることでしょう。

・地キュウリの煮こごり。
地キュウリをショウガでトウガン風に炊き、
寒天で固めているもの。

キュウリの風味と、
ショウガの相性がバツグンでした。


・手作りこんにゃくのお刺身。
(食べさしですいません)
こんにゃくから味噌まで、手作り。
こんにゃく独特の生臭さは全くしません。
今まで食べたこんにゃくの中で一番おいしかったです。


・野菜の炊き合わせ
色がキレイですね♪
紫キャベツ、カボチャ、しいたけ、ズッキーニ、大和丸なす、人参、
インゲン豆、きびのお餅を揚げたものが入っています。

すごいあっさりしていて、ダシもそのままスッと飲んでしまいました。
これを頂いてから、カラダの奥から温まり、汗がかいてきました。
見た目以上にスタミナがつきそうです。
昔はこういった料理がスタミナ源だったのですね。

つづいて、
・陶板焼き。
写真撮り忘れてしまいました…すいません。
材料として使われている、個性ある野菜の写真はありましたので、少しご紹介。


紫とうがらし、黄色いズッキーニ、UFO型のズッキーニ。
陶板焼きするとビックリするほど甘みが出ます。


あと、大和イモ(大和野菜)と仏掌イモ(伝統野菜)を生地に
野菜タップリ入ったおやきも陶板焼きで頂きました。
写真の左が大和イモ、右が仏掌イモです。

こちらも野菜の味がしっかりしていて、またイモの食感も楽しめて
しかもボリュームがありおいしかったです。

大和イモと仏掌イモ。
どちらもヤマノイモの一種。
ネバリがなんともいえません。
仏掌イモの方が自然薯(じねんじょ)に近く、やや水気があるそうです。


・天ぷら
インゲン豆、ズッキーニ、カボチャ、破竹の筍など。
お塩で頂きました。
そのまま、何もつけなくてもいけそうですが、
わずかなお塩が、さらに甘みを引き立ててくれます。


・お味噌汁、黒米と青豆(大豆の一種。こちらも伝統野菜)のご飯、漬物。

こんなに透き通ったお味噌汁はなかなかありません。
しかもすごいまろやかでした。
また、ご飯もすごい香ばしく、
豆がビックリするくらい青臭さがなく、凝縮された味でおいしかったです。

漬物は大根、大和丸なす(大和野菜)、黄色いズッキーニ、野川キュウリ(伝統野菜)の漬物。
野川キュウリは、奈良県野迫川村、高野山に近い吉野の山々に囲まれた村の
ご当地キュウリです。


最後はデザート。
チョコレートケーキ、アイスクリームと人参のシャーベット、
パインとゴールデンキウイ


チョコレートケーキがこれまたすごい香ばしいのです。
洋菓子なのですが、和菓子らしさもあって、
日本人の口にあう香ばしさでした。

今回お邪魔させていただき、
まず、見たことがあるけど口にしたことがなかった伝統野菜を口に出来たのがうれしかったです。
しかも見た目以上に中身が深い。

今回口にして、伝統野菜の味の深さ、
そして大量生産されているメジャーな野菜にはない味や
香ばしさがあることを改めて実感しました。

伝統野菜は第一印象だけで中身を判断されがちです。
第一印象は大事ですが、それだけで判断すると、
本質を見落とすことになりかねないと改めて感じました。

また、収量が少ないために、なかなか光が当たらないご当地野菜があるのも事実。

こういった野菜も魅力をきちんと伝える必要があると感じましたし、
ただ単に野菜のPRだけでなく、他にも活用法が出来るのではないかと感じました。

大変勉強になりましたし、
改めて野菜ソムリエとして責任を痛感した1日でした。

なお、今回頂きました伝統野菜については、
改めてブログで詳しくご紹介します。

また、「清澄の里 粟」では、
さまざまな取り組みをされておられます。
詳しくはWebサイトへ↓
http://www.kiyosumi.jp/index.html

****************************************
◆◆ブログランキングに参加中◆◆
~クリックして下さればありがたいです↓~


にほんブログ村 料理ブログ 野菜ソムリエへ

にほんブログ村 野菜ソムリエ


にほんブログ村 ライフスタイルブログ 半農生活へ

にほんブログ村 半農生活
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする