先日「ほんま旨いもん塾」で登場した、
今や、泉州のブランドとして根強い人気の「泉州水ナス」。
漬物は絶品ですね。
ナスの故郷は、東南アジア(インドのあたり)といわれてます。
一方、泉州水ナスのふるさとは、大阪府貝塚市。
貝塚市では室町時代から特産品として作られてきたそうです。
現在、人気を支えている泉州の水ナスは、
貝塚市にある2種類の原種の水ナスのお陰だといわれています。
それが、「澤ナス」と「馬場ナス」。
澤ナスは、貝塚市の海側のご当地水ナス。
馬場ナスは逆に山側のご当地水ナス。
どちらも、現在の水ナスの味や食感をギュッと凝縮されたものです。
沢ナス
馬場ナス
※実物の写真を忘れました。形はメジャーな品種である千両ナスと同じか、ちょっと縦長な感じで、
色はやや紫が薄めです。
どちらも、黒い点々が気になるかもしれませんが、
実はこれが、甘みのエッセンス「蜜」です。
これらのナス、普通のナスよりも甘みが強いのです。
さらに、いうまでもなく水分タップリ。
その為、昔は果物にかじりつくように夏場の水分補給に役立ってました。
その為、昔の文献では「水果」と書かれていました。
地元の人からは野菜ではなく、果物として愛されました。
栽培でも果物らしさを感じます。
先日「ほんま旨いもん塾」では、馬場ナスを栽培されている、
貝塚市馬場地区の農家さんに登場して頂き、
栽培の苦労話を聞かせていただきました。
現在、馬場地区における馬場ナスの生産者はたった5~6人
馬場地区の株の本数を数えると、たった1000本。
文字通り、“幻の水ナス”です。
ナスは、暑くて雨が多く、肥沃な土壌である東南アジア原産。
その為、栽培でも水と葉っぱの肥料である窒素が欠かせません。
※肥料の三要素として、窒素、リン酸、カリウムがあります。
窒素は葉っぱの肥料、リン酸は花や実の肥料、カリウムは根っこの肥料です。
ところが馬場ナスは魚粉、骨粉が欠かせないとおっしゃってました。
つまりリン酸、実の肥料なのです。
しかも海のエキス。
島国で、魚も豊富にある日本だからこそ栽培出来るナスだと思いました。
なぜなら、馬場ナスは一般的なナスの栽培法では味が出ないためです。
また、開花して収穫まで通常のナスよりも長くかかります。
通常のナスは開花して20日で収穫。
ところが、馬場ナスは30日かかります。
30日-20日=10日。
この10日間が、味を出すために必要なのです。
また、水ナスだから、水がイッパイいるように思いますが、
馬場ナスは水が多すぎてもダメ。
味が出ないそうです。
特に今年は春先が低温、梅雨はスコールみたいな雨で、
まだ本来の味が出てないそうです。
さらに、ちょっとしただけでも傷がつきやすい。
収穫も大変そうです。
お話を聞かせていただき、
並大抵ではない苦労だと思いました。
最後に、馬場ナス、澤ナスについてのサイトを見つけました。
ご興味をお持ちの方は是非。
<馬場ナス>
*貝塚市Webサイト
http://www.city.kaizuka.lg.jp/kakuka/toshiseisaku/koryu/menu/kohokocho/wagamachi
_saihakken/h18_wagamachi_saihakken/babanasu.html
*貝塚市地域情報サイト 街コミZAQ
http://machikomi.zaq.ne.jp/view/kaizuka/398/48000/
<澤ナス>
*関西食文化研究会 食材研究
http://www.food-culture.jp/kenkyu/report02.html
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漬物は絶品ですね。
ナスの故郷は、東南アジア(インドのあたり)といわれてます。
一方、泉州水ナスのふるさとは、大阪府貝塚市。
貝塚市では室町時代から特産品として作られてきたそうです。
現在、人気を支えている泉州の水ナスは、
貝塚市にある2種類の原種の水ナスのお陰だといわれています。
それが、「澤ナス」と「馬場ナス」。
澤ナスは、貝塚市の海側のご当地水ナス。
馬場ナスは逆に山側のご当地水ナス。
どちらも、現在の水ナスの味や食感をギュッと凝縮されたものです。
沢ナス
馬場ナス
※実物の写真を忘れました。形はメジャーな品種である千両ナスと同じか、ちょっと縦長な感じで、
色はやや紫が薄めです。
どちらも、黒い点々が気になるかもしれませんが、
実はこれが、甘みのエッセンス「蜜」です。
これらのナス、普通のナスよりも甘みが強いのです。
さらに、いうまでもなく水分タップリ。
その為、昔は果物にかじりつくように夏場の水分補給に役立ってました。
その為、昔の文献では「水果」と書かれていました。
地元の人からは野菜ではなく、果物として愛されました。
栽培でも果物らしさを感じます。
先日「ほんま旨いもん塾」では、馬場ナスを栽培されている、
貝塚市馬場地区の農家さんに登場して頂き、
栽培の苦労話を聞かせていただきました。
現在、馬場地区における馬場ナスの生産者はたった5~6人
馬場地区の株の本数を数えると、たった1000本。
文字通り、“幻の水ナス”です。
ナスは、暑くて雨が多く、肥沃な土壌である東南アジア原産。
その為、栽培でも水と葉っぱの肥料である窒素が欠かせません。
※肥料の三要素として、窒素、リン酸、カリウムがあります。
窒素は葉っぱの肥料、リン酸は花や実の肥料、カリウムは根っこの肥料です。
ところが馬場ナスは魚粉、骨粉が欠かせないとおっしゃってました。
つまりリン酸、実の肥料なのです。
しかも海のエキス。
島国で、魚も豊富にある日本だからこそ栽培出来るナスだと思いました。
なぜなら、馬場ナスは一般的なナスの栽培法では味が出ないためです。
また、開花して収穫まで通常のナスよりも長くかかります。
通常のナスは開花して20日で収穫。
ところが、馬場ナスは30日かかります。
30日-20日=10日。
この10日間が、味を出すために必要なのです。
また、水ナスだから、水がイッパイいるように思いますが、
馬場ナスは水が多すぎてもダメ。
味が出ないそうです。
特に今年は春先が低温、梅雨はスコールみたいな雨で、
まだ本来の味が出てないそうです。
さらに、ちょっとしただけでも傷がつきやすい。
収穫も大変そうです。
お話を聞かせていただき、
並大抵ではない苦労だと思いました。
最後に、馬場ナス、澤ナスについてのサイトを見つけました。
ご興味をお持ちの方は是非。
<馬場ナス>
*貝塚市Webサイト
http://www.city.kaizuka.lg.jp/kakuka/toshiseisaku/koryu/menu/kohokocho/wagamachi
_saihakken/h18_wagamachi_saihakken/babanasu.html
*貝塚市地域情報サイト 街コミZAQ
http://machikomi.zaq.ne.jp/view/kaizuka/398/48000/
<澤ナス>
*関西食文化研究会 食材研究
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