野菜ソムリエコミュニティ大阪主催、
泉州タマネギ収穫体験&バーベキューツアーの続きです。
タマネギを収穫させてもらい、
お土産として沢山のタマネギをもらった一行は、
オマチカネのバーベキューに。
まず、生の採りたて…いや、もぎたてともいえますね…の
タマネギを鰹節とポン酢で頂きました。
これが、辛味が少なくておいしいのです。
しかも、ほのかに甘みも。
関西でもぎたてタマネギをすぐに食べれるなんて
知っている限りここだけでしょう。
で、バーベキューでは、しいたけも登場。
みてください!肉厚のしいたけ。
ツアー参加者のしいたけ農家、タカマ農園さんが、
この日の為に準備してくださいました。
写真の状態で焼くだけ。
ひっくり返す必要はありません。
食べごろは、しいたけのかさの裏側に汗がかいた状態。
なんといいますか、ジュワジュワっとなった状態です。
この水分が、ほのかに天然のダシみたいな味がしました。
何もつけなくても十分いけます。
で、肉とキャベツ。
キャベツも射手矢農園さんのキャベツです。
松波キャベツといって、大阪ではこれも知る人ぞ知るキャベツ。
これも栽培法にこだわってます。
あくまでもサイトの写真からの見た目です。
ここのキャベツは若竹色で、外葉が若干上を向いていて、
肉厚です。しかも少し紫がかっています。
つまりアントシアニンが豊富なんですね。
で、頂きました。
甘いですし、殆ど青臭くなく、味が濃厚です。
…ということで、この後はひたすら旬の素材に舌鼓。
この日、印象に残った料理は…?
写真ありませんですいません。
●にんにくの芽と豚肉の炒め物
塩コショウで味付けの至ってシンプル。
にんにくの芽は参加者である
熟成黒ニンニクのウィルミネラルファームさんが持参して下さったものです。
普通のニンニクと比べて香りがソフトで、
でもちゃんとニンニクの風味が残っていて食べやすかったです。
●朝どり筍の炒め物
塩コショウとレモン?で味付け。
ぜんぜんエグ味がなく、濃厚でうまかったです。
●タマネギのホイル焼き
半分に切ったタマネギをアルミホイルに包んで
炭火の上で焼いた、至ってシンプルなもの。
タマネギのエキスも凝縮されて、これがめちゃ甘くてうまい。
●焼きそば
松波キャベツと旬の野菜をタップリ使った焼きそば。
野菜の味も染み出てうまかったです。
どのくらい食べたか覚えてません。
この日は夕食があまり入らないほど頂きました。
この日だけでタマネギは2個は食べたでしょうか?
何日分のアリシン(硫化アリルの一種)を摂っとんねん!って感じでした。
アリシンで思い出しましたが、
収穫体験もそうですが、
切っているときも射手矢さんのタマネギはあまり目が痛くなりません。
この目の痛みは、アリシンが酸化して出来た物質によるものなのですが、
アリシンの酸化が遅いからでしょうか?
酸化が遅いということは、言ってしまえば日持ちがよいことでもあります。
つまり生命力がタップリなわけでもあります。
で、もぎたてタマネギを頂き、タップリ舌鼓。
大満足でした。
最後にお世話になったみなさん、
コミュニティ大阪のみなさん、
そして、射手矢農園のみなさん、
有難うございました。
泉州タマネギ収穫体験&バーベキューツアーの続きです。
タマネギを収穫させてもらい、
お土産として沢山のタマネギをもらった一行は、
オマチカネのバーベキューに。
まず、生の採りたて…いや、もぎたてともいえますね…の
タマネギを鰹節とポン酢で頂きました。
これが、辛味が少なくておいしいのです。
しかも、ほのかに甘みも。
関西でもぎたてタマネギをすぐに食べれるなんて
知っている限りここだけでしょう。
で、バーベキューでは、しいたけも登場。
みてください!肉厚のしいたけ。
ツアー参加者のしいたけ農家、タカマ農園さんが、
この日の為に準備してくださいました。
写真の状態で焼くだけ。
ひっくり返す必要はありません。
食べごろは、しいたけのかさの裏側に汗がかいた状態。
なんといいますか、ジュワジュワっとなった状態です。
この水分が、ほのかに天然のダシみたいな味がしました。
何もつけなくても十分いけます。
で、肉とキャベツ。
キャベツも射手矢農園さんのキャベツです。
松波キャベツといって、大阪ではこれも知る人ぞ知るキャベツ。
これも栽培法にこだわってます。
あくまでもサイトの写真からの見た目です。
ここのキャベツは若竹色で、外葉が若干上を向いていて、
肉厚です。しかも少し紫がかっています。
つまりアントシアニンが豊富なんですね。
で、頂きました。
甘いですし、殆ど青臭くなく、味が濃厚です。
…ということで、この後はひたすら旬の素材に舌鼓。
この日、印象に残った料理は…?
写真ありませんですいません。
●にんにくの芽と豚肉の炒め物
塩コショウで味付けの至ってシンプル。
にんにくの芽は参加者である
熟成黒ニンニクのウィルミネラルファームさんが持参して下さったものです。
普通のニンニクと比べて香りがソフトで、
でもちゃんとニンニクの風味が残っていて食べやすかったです。
●朝どり筍の炒め物
塩コショウとレモン?で味付け。
ぜんぜんエグ味がなく、濃厚でうまかったです。
●タマネギのホイル焼き
半分に切ったタマネギをアルミホイルに包んで
炭火の上で焼いた、至ってシンプルなもの。
タマネギのエキスも凝縮されて、これがめちゃ甘くてうまい。
●焼きそば
松波キャベツと旬の野菜をタップリ使った焼きそば。
野菜の味も染み出てうまかったです。
どのくらい食べたか覚えてません。
この日は夕食があまり入らないほど頂きました。
この日だけでタマネギは2個は食べたでしょうか?
何日分のアリシン(硫化アリルの一種)を摂っとんねん!って感じでした。
アリシンで思い出しましたが、
収穫体験もそうですが、
切っているときも射手矢さんのタマネギはあまり目が痛くなりません。
この目の痛みは、アリシンが酸化して出来た物質によるものなのですが、
アリシンの酸化が遅いからでしょうか?
酸化が遅いということは、言ってしまえば日持ちがよいことでもあります。
つまり生命力がタップリなわけでもあります。
で、もぎたてタマネギを頂き、タップリ舌鼓。
大満足でした。
最後にお世話になったみなさん、
コミュニティ大阪のみなさん、
そして、射手矢農園のみなさん、
有難うございました。
5/14(土)、
野菜ソムリエコミュニティ大阪主催の
泉州タマネギ収穫体験&バーベキューツアーに行ってきました。
これは、コミュニティ大阪に所属の野菜ソムリエSさんから
お誘いいただいたのがきっかけです。
泉州はかつて早生タマネギの産地でした。
水分が多くて柔らかく、甘いのがここのタマネギの特徴。
旬の時期には生で食べてもおいしいです。
コレラに効くということで、大阪で薬用として販売されたことが
きっかけで、需要が飛躍的に向上。
昭和初期には全国の3分の1を占め、一時は日本一の生産量を誇ったそうです。
ただ、手間がかかることや他府県での栽培面積の増加、
そして安価な外国産のタマネギの大量輸入により、
現在は全国生産の約1%、「知る人ぞ知るタマネギ」となってしまいました。
とはいえ、ふつうのタマネギでは味わえない風味があります。
さて、今回お邪魔させていただいたのが、
射手矢農園さん。
で、畑に到着。
これをみてください。見事です。
これは中生の品種だそうです。
収穫の目安は、茎が倒れたとき。
葉っぱの養分が玉ネギに全てわたるとと茎が倒れます。
写真では左側の3個がもうすぐです。
因みに晩生は収穫時期になると、もう少し皮の茶色が濃くなります。
もう1枚の写真。
節(葉っぱと葉っぱの感覚)が詰まっています。
品質がいい証拠です。
また、葉っぱの色も濃すぎず薄すぎず、
エエ色をしてますね。
さて、私達一行にご説明をしてくださったのが、
射手矢さん。
写真の真ん中でご説明されている方です。
そして、収穫体験
収穫したのは今が旬の早生の品種。
この太り具合見てください。見事です。
1個を拡大して撮影。
正円形(中高)でズッシリとした重さ。これが良品の証です。
しかもデカイ。
大玉となると、大味では?肥料が多いのでは?
と思われるかもしれませんが、
ここのタマネギはそんなことありません。
ちなみに肥料が多いと、品種にもよりますが
収穫時期になっても葉っぱは黒っぽい緑のまま。
大きくはなりますが正円形(中高)にならず、平べったい形で重量感がなくなるか、
逆にタマネギの玉が極端に小さく細長い形になり、軽くなってしまいます。
みなさん、ざっくばらんに収穫中。
収穫したタマネギは参加者で自分で選んで好きなだけお土産としてお持ち帰りです。
もちろんボクもたくさん頂きました。
ここのタマネギのおいしさの秘訣とは・・・。
あくまでもボクの独断と偏見ですが…。
まず、土。
2日前までかなりの雨が降っていたのですが、
この日はすっかり水が引いていました。
土を見ましたが、
砂地で通気性がいい土であり、
有機物も適度にある為だと思います。
2番目は水田裏作。
水田裏作だとクリーンな土で栽培できます。
水田裏作とは、稲を収穫して翌年の田植えまでに
野菜などを栽培することをいいます。
田植えの際、いうまでもなく一面水を入れます。
そして土を練りますので、畑に潜む病原菌が死滅します。
また、稲は土壌の余分な肥料分を食いつくし、
さらに土をクリーニングしますので、
お米の収穫後は土がキレイになります。
つまり、病気や病害虫による被害のリスクが減ることにつながります。
さらに肥料をどれだけやればいいか、計算がしやすくなります。
計算がしやすくなるということは、
無駄な農作業が省けて、世話がしやすくなることにつながります。
その為、タマネギがのびのびと育つのでしょう。
また、ボクの経験上、タマネギは肥料を食い尽くす特徴もありますので、
もし前に作った野菜の肥料(大体病害虫もいる)が残っていれば、
思わぬ生育をすることがあり、病気のリスクは高くなりますし、
無駄な農作業が増えてしまいます。
見方を変えれば「過保護」になってしまいます。
3つ目は、やっぱり生産者さんの知恵と栽培技術だと思います。
泉州ならではの知恵、栽培技術があると思います。
4つ目は、これはそんなに関係しないかも知れませんが、
もしかして・・・ということで、あえて書きます。
潮風。
比較的海に近いため、瀬戸内海からの風も何がしか関係あるかもしれません。
泉州地方は地形的に瀬戸内海からの風が和泉山脈にぶつかる地域ですので。
なぜなら、タマネギは中央アジア、東地中海沿岸が原産。
地中海沿岸が原産の野菜は、割と潮風に強いです。
例えばキャベツ。千葉県の房総半島が産地ですね。
ダイコン。神奈川県の三浦半島が産地ですね。
つまり、潮風が常に…といったら大げさですが、
結構吹いているところなんですね。
では、なぜ潮風が味を左右するのか?
これは、あんこを甘くするときと同じ原理だと思います。
あんこを甘くするとき、皆さんどうされますでしょうか?
沢山のタマネギを手にした一行はこの後、
お待ちかねのバーベキューに。
続きは次回。
ちなみにこれはタマネギの花です。
P.S.
射手矢農園さんのWebサイトで、
早速このイベントを取り上げてくださいました。
以下のURLです。
ボクも写ってしもてますね。
http://www.tamanegi.tv/iteya/2011/05/post-69.html
野菜ソムリエコミュニティ大阪主催の
泉州タマネギ収穫体験&バーベキューツアーに行ってきました。
これは、コミュニティ大阪に所属の野菜ソムリエSさんから
お誘いいただいたのがきっかけです。
泉州はかつて早生タマネギの産地でした。
水分が多くて柔らかく、甘いのがここのタマネギの特徴。
旬の時期には生で食べてもおいしいです。
コレラに効くということで、大阪で薬用として販売されたことが
きっかけで、需要が飛躍的に向上。
昭和初期には全国の3分の1を占め、一時は日本一の生産量を誇ったそうです。
ただ、手間がかかることや他府県での栽培面積の増加、
そして安価な外国産のタマネギの大量輸入により、
現在は全国生産の約1%、「知る人ぞ知るタマネギ」となってしまいました。
とはいえ、ふつうのタマネギでは味わえない風味があります。
さて、今回お邪魔させていただいたのが、
射手矢農園さん。
で、畑に到着。
これをみてください。見事です。
これは中生の品種だそうです。
収穫の目安は、茎が倒れたとき。
葉っぱの養分が玉ネギに全てわたるとと茎が倒れます。
写真では左側の3個がもうすぐです。
因みに晩生は収穫時期になると、もう少し皮の茶色が濃くなります。
もう1枚の写真。
節(葉っぱと葉っぱの感覚)が詰まっています。
品質がいい証拠です。
また、葉っぱの色も濃すぎず薄すぎず、
エエ色をしてますね。
さて、私達一行にご説明をしてくださったのが、
射手矢さん。
写真の真ん中でご説明されている方です。
そして、収穫体験
収穫したのは今が旬の早生の品種。
この太り具合見てください。見事です。
1個を拡大して撮影。
正円形(中高)でズッシリとした重さ。これが良品の証です。
しかもデカイ。
大玉となると、大味では?肥料が多いのでは?
と思われるかもしれませんが、
ここのタマネギはそんなことありません。
ちなみに肥料が多いと、品種にもよりますが
収穫時期になっても葉っぱは黒っぽい緑のまま。
大きくはなりますが正円形(中高)にならず、平べったい形で重量感がなくなるか、
逆にタマネギの玉が極端に小さく細長い形になり、軽くなってしまいます。
みなさん、ざっくばらんに収穫中。
収穫したタマネギは参加者で自分で選んで好きなだけお土産としてお持ち帰りです。
もちろんボクもたくさん頂きました。
ここのタマネギのおいしさの秘訣とは・・・。
あくまでもボクの独断と偏見ですが…。
まず、土。
2日前までかなりの雨が降っていたのですが、
この日はすっかり水が引いていました。
土を見ましたが、
砂地で通気性がいい土であり、
有機物も適度にある為だと思います。
2番目は水田裏作。
水田裏作だとクリーンな土で栽培できます。
水田裏作とは、稲を収穫して翌年の田植えまでに
野菜などを栽培することをいいます。
田植えの際、いうまでもなく一面水を入れます。
そして土を練りますので、畑に潜む病原菌が死滅します。
また、稲は土壌の余分な肥料分を食いつくし、
さらに土をクリーニングしますので、
お米の収穫後は土がキレイになります。
つまり、病気や病害虫による被害のリスクが減ることにつながります。
さらに肥料をどれだけやればいいか、計算がしやすくなります。
計算がしやすくなるということは、
無駄な農作業が省けて、世話がしやすくなることにつながります。
その為、タマネギがのびのびと育つのでしょう。
また、ボクの経験上、タマネギは肥料を食い尽くす特徴もありますので、
もし前に作った野菜の肥料(大体病害虫もいる)が残っていれば、
思わぬ生育をすることがあり、病気のリスクは高くなりますし、
無駄な農作業が増えてしまいます。
見方を変えれば「過保護」になってしまいます。
3つ目は、やっぱり生産者さんの知恵と栽培技術だと思います。
泉州ならではの知恵、栽培技術があると思います。
4つ目は、これはそんなに関係しないかも知れませんが、
もしかして・・・ということで、あえて書きます。
潮風。
比較的海に近いため、瀬戸内海からの風も何がしか関係あるかもしれません。
泉州地方は地形的に瀬戸内海からの風が和泉山脈にぶつかる地域ですので。
なぜなら、タマネギは中央アジア、東地中海沿岸が原産。
地中海沿岸が原産の野菜は、割と潮風に強いです。
例えばキャベツ。千葉県の房総半島が産地ですね。
ダイコン。神奈川県の三浦半島が産地ですね。
つまり、潮風が常に…といったら大げさですが、
結構吹いているところなんですね。
では、なぜ潮風が味を左右するのか?
これは、あんこを甘くするときと同じ原理だと思います。
あんこを甘くするとき、皆さんどうされますでしょうか?
沢山のタマネギを手にした一行はこの後、
お待ちかねのバーベキューに。
続きは次回。
ちなみにこれはタマネギの花です。
P.S.
射手矢農園さんのWebサイトで、
早速このイベントを取り上げてくださいました。
以下のURLです。
ボクも写ってしもてますね。
http://www.tamanegi.tv/iteya/2011/05/post-69.html
ボクは極力農薬を使わない(無農薬のものもあります)方法で
野菜を栽培していますが、農薬の理解は十分かというと、
そうでありません。
そんなときに、野菜ソムリエ協会大阪支社で
「自分自身の意見を持っていますか?~農薬とはなんだろうか?」
という講座が開催されることを知り、先日5/8に行ってきました。
この日学んだのは以下の内容です。
・農薬のイメージ~「人間に健康被害を及ぼす」というイメージ~
どのくらい人間に影響があるか?
・薬剤の一種である農薬~家庭用殺虫剤と農薬の違い~
・農薬の分類
・農薬を使用しないとどうなる?~りんご、ももに関しては収穫できない~
・農薬の2つの毒性~急性毒性と慢性毒性~
・製品データ安全シート(MSDS)
「薬品名(農薬の製品名ではない) MSDS」で検索すると見つかる
・1日許容摂取量(ADI)
・残留農薬の基準値はどうやって算出してるの?
・人体や環境への影響~長期間分解あるいは残留の強いものは登録されていない~
・安全性~選択毒性~
・世間に嫌われている農薬
*家庭用殺虫剤(例えばゴキブリを駆除する場合)は
自分で使うから量が分かるし
メリットを実感できるが、農薬は自分以外の人が使うから不安
*農薬の安全性についての情報が少ない
*農薬を使う側にとっても農薬の情報をうかつに話せない雰囲気
・農薬散布、農薬管理の実際~管理のしかた、農薬事故の発生~
・農薬に関する法制度
*農薬取締法 平成14年改正
*ポジティブリスト制度
*法制度に登場する単位は大体どのくらい?
1ppm…1立方メートルの風呂の中の1ml
0.01ppm…10m×10m×1mの屋内プールの中の1ml
1ppb…20m×50m×1mの屋外プールの中の1ml
1ppt…20m×50m×1mの屋外プール1000個分の中の1ml
こんなところです。
農薬に関する身近な話題として、
私の知人ですい臓がんで亡くなられた70歳の男性がおられます。
この方、農薬が原因といわれています。
なぜなら家庭菜園の野菜に
大量の農薬を散布していたからです。
3日に1度以上…。
さらに、収穫数日前にも散布。
その男性がある日ホウレンソウを収穫していたのですが、
実はその2日前にホウレンソウに農薬を散布していたのです。
で、この男性の息子さんも
カタカナの長い名前の化学性の病気を患われ50代にして杖をついている状態。
その病気は化学薬品を取り扱ってないと発症しないそうです。
この事例の場合は、あくまでも推測ですが、
農薬漬けの野菜を摂取したことにより、
1日の許容摂取量が越えていたかもしれません。
とはいえ、残留農薬の基準値が超えたニュースは報じられていても、
こういったニュースは殆ど表に出てきません。
こういった事例も探して見れば、いっぱい出てきそうです。
一方で、農薬を使用しないと収穫が出来ない青果物があるのも事実。
難しい問題です。
ただ、確実にいえることは、
正しく理解することで、自分で判断して安心の度合いを上げる、
あるいはどこまで安全かを理解することだと思いました。
で、話は変わりまして、
この日の講座では、茨城産のレンコンが
参加者にプレゼントされました。
つい先日、ボクが対面販売させていただいた被災農家応援セールで
あるお客さんが
「きんぴらといえば茨城のレンコンやねん」って
おっしゃっていたあのレンコンです。
で、我が家でもきんぴらにしていただきました。
薄味のきんぴらでしたが、
ジューシーさもあり、歯ごたえもあり、
おいしかったです。
あまり調味料を使わなくても、レンコンそのものに味があるのです。
そのお客さんがおっしゃる気持ちが分かりました。
東北地方の農家の皆さんに光が当たるように、
出来ることから取り組んでいきたいと思いました。
野菜を栽培していますが、農薬の理解は十分かというと、
そうでありません。
そんなときに、野菜ソムリエ協会大阪支社で
「自分自身の意見を持っていますか?~農薬とはなんだろうか?」
という講座が開催されることを知り、先日5/8に行ってきました。
この日学んだのは以下の内容です。
・農薬のイメージ~「人間に健康被害を及ぼす」というイメージ~
どのくらい人間に影響があるか?
・薬剤の一種である農薬~家庭用殺虫剤と農薬の違い~
・農薬の分類
・農薬を使用しないとどうなる?~りんご、ももに関しては収穫できない~
・農薬の2つの毒性~急性毒性と慢性毒性~
・製品データ安全シート(MSDS)
「薬品名(農薬の製品名ではない) MSDS」で検索すると見つかる
・1日許容摂取量(ADI)
・残留農薬の基準値はどうやって算出してるの?
・人体や環境への影響~長期間分解あるいは残留の強いものは登録されていない~
・安全性~選択毒性~
・世間に嫌われている農薬
*家庭用殺虫剤(例えばゴキブリを駆除する場合)は
自分で使うから量が分かるし
メリットを実感できるが、農薬は自分以外の人が使うから不安
*農薬の安全性についての情報が少ない
*農薬を使う側にとっても農薬の情報をうかつに話せない雰囲気
・農薬散布、農薬管理の実際~管理のしかた、農薬事故の発生~
・農薬に関する法制度
*農薬取締法 平成14年改正
*ポジティブリスト制度
*法制度に登場する単位は大体どのくらい?
1ppm…1立方メートルの風呂の中の1ml
0.01ppm…10m×10m×1mの屋内プールの中の1ml
1ppb…20m×50m×1mの屋外プールの中の1ml
1ppt…20m×50m×1mの屋外プール1000個分の中の1ml
こんなところです。
農薬に関する身近な話題として、
私の知人ですい臓がんで亡くなられた70歳の男性がおられます。
この方、農薬が原因といわれています。
なぜなら家庭菜園の野菜に
大量の農薬を散布していたからです。
3日に1度以上…。
さらに、収穫数日前にも散布。
その男性がある日ホウレンソウを収穫していたのですが、
実はその2日前にホウレンソウに農薬を散布していたのです。
で、この男性の息子さんも
カタカナの長い名前の化学性の病気を患われ50代にして杖をついている状態。
その病気は化学薬品を取り扱ってないと発症しないそうです。
この事例の場合は、あくまでも推測ですが、
農薬漬けの野菜を摂取したことにより、
1日の許容摂取量が越えていたかもしれません。
とはいえ、残留農薬の基準値が超えたニュースは報じられていても、
こういったニュースは殆ど表に出てきません。
こういった事例も探して見れば、いっぱい出てきそうです。
一方で、農薬を使用しないと収穫が出来ない青果物があるのも事実。
難しい問題です。
ただ、確実にいえることは、
正しく理解することで、自分で判断して安心の度合いを上げる、
あるいはどこまで安全かを理解することだと思いました。
で、話は変わりまして、
この日の講座では、茨城産のレンコンが
参加者にプレゼントされました。
つい先日、ボクが対面販売させていただいた被災農家応援セールで
あるお客さんが
「きんぴらといえば茨城のレンコンやねん」って
おっしゃっていたあのレンコンです。
で、我が家でもきんぴらにしていただきました。
薄味のきんぴらでしたが、
ジューシーさもあり、歯ごたえもあり、
おいしかったです。
あまり調味料を使わなくても、レンコンそのものに味があるのです。
そのお客さんがおっしゃる気持ちが分かりました。
東北地方の農家の皆さんに光が当たるように、
出来ることから取り組んでいきたいと思いました。
5/7(土)奈良県某所で、
野菜栽培のインストラクターに行ってきました。
ボクの野菜ソムリエ仲間で
Dさん(ジュニア野菜ソムリエ)が、
野菜作りをしているのですが、
今回、夏野菜の定植を行うので、
いろいろアドバイスを頂きたいとお願いされ、
同行させていただきました。
11:30、畑に到着。
貸し農園の地主でもあり、農家でもあるUさんにお会いしました。
Uさんは近くの直売所などに野菜を出店されている、
正真正銘のお百姓さん。
しかし、非常に人情味がある方です。
ご近所の方が通りがかるたびに、Uさんに声をかけられます。
そのやり取りを拝見して、そう感じました。
Uさんが、
「見晴らしのええとこで昼食をとろう」とのことで、
高台にご案内して下さいました。
で、ご案内してくださったのがここです。
どうです?この景色!
見事でしょう。
ここも、Uさんの土地で、
将来はこの場所も貸し農園として開放するとのこと。
休憩所みたいにして、貸し農園で野菜を作ってはる方々の
憩いの場にしてもいいかもしれませんね。
昼食をとった後は、夏野菜の苗の定植。
オクラとトマト、そしてナス、ピーマン、とうもろこしなどを定植しました。
Uさんとボクとの二人三脚でDさんに苗の定植について
レクチャーしました。
ボクがレクチャーさせていただいたのは以下の通りです。
・コンパニオンプランツ
ウリ科とネギ、ナス科とネギのコラボ
・ナスとトマト、ピーマンの生育条件の違い
・ジャガイモの隣になぜナス科はいけない?
・株間が狭いとなぜいけないか?
・今年のオクラはなぜ世話が大変か?
コンパニオンプランツしたゴーヤ
(苗が若干大きくなっていますが…)
ナス
トマト
オクラ
ボクとUさん。
お百姓用語でストレートに会話。
農業を理解するにはこれが大事なんです。
ボクはその内容を分かりやすい言葉に置き換えてDさんに伝える。
自慢ではありませんが、
いつの間にか会話はそんな流れが出来上がっていました。
Uさんとは初対面でしたが、
「(Dさんに)いろいろ教えたって」と、
お願いされました。
また、Uさんも、
「野菜も素直で、ちょっとした気配りが最後は大きく生育に影響する」
と、おっしゃっていました。
これは人間でも同じ。
しかも現代人に欠けている点でもあるかもしれません。
人間は満足度を高めるためには気配りが必要です。
それと同じように、野菜もベジフル満足度(?)が下がります。
つまり「ホスピタリティ」。
これは、人間だけでなく生物界にも当てはまるのではと思いました。
このあたりもじっくり調べていきたいですね
この日の夜、地主のUさんがDさんにお電話をされ、
ボクに以下のことを伝えて欲しいとおっしゃっていました。
「君たちで農家の育てている野菜の話などを広めてくれ。」
野菜栽培のインストラクターに行ってきました。
ボクの野菜ソムリエ仲間で
Dさん(ジュニア野菜ソムリエ)が、
野菜作りをしているのですが、
今回、夏野菜の定植を行うので、
いろいろアドバイスを頂きたいとお願いされ、
同行させていただきました。
11:30、畑に到着。
貸し農園の地主でもあり、農家でもあるUさんにお会いしました。
Uさんは近くの直売所などに野菜を出店されている、
正真正銘のお百姓さん。
しかし、非常に人情味がある方です。
ご近所の方が通りがかるたびに、Uさんに声をかけられます。
そのやり取りを拝見して、そう感じました。
Uさんが、
「見晴らしのええとこで昼食をとろう」とのことで、
高台にご案内して下さいました。
で、ご案内してくださったのがここです。
どうです?この景色!
見事でしょう。
ここも、Uさんの土地で、
将来はこの場所も貸し農園として開放するとのこと。
休憩所みたいにして、貸し農園で野菜を作ってはる方々の
憩いの場にしてもいいかもしれませんね。
昼食をとった後は、夏野菜の苗の定植。
オクラとトマト、そしてナス、ピーマン、とうもろこしなどを定植しました。
Uさんとボクとの二人三脚でDさんに苗の定植について
レクチャーしました。
ボクがレクチャーさせていただいたのは以下の通りです。
・コンパニオンプランツ
ウリ科とネギ、ナス科とネギのコラボ
・ナスとトマト、ピーマンの生育条件の違い
・ジャガイモの隣になぜナス科はいけない?
・株間が狭いとなぜいけないか?
・今年のオクラはなぜ世話が大変か?
コンパニオンプランツしたゴーヤ
(苗が若干大きくなっていますが…)
ナス
トマト
オクラ
ボクとUさん。
お百姓用語でストレートに会話。
農業を理解するにはこれが大事なんです。
ボクはその内容を分かりやすい言葉に置き換えてDさんに伝える。
自慢ではありませんが、
いつの間にか会話はそんな流れが出来上がっていました。
Uさんとは初対面でしたが、
「(Dさんに)いろいろ教えたって」と、
お願いされました。
また、Uさんも、
「野菜も素直で、ちょっとした気配りが最後は大きく生育に影響する」
と、おっしゃっていました。
これは人間でも同じ。
しかも現代人に欠けている点でもあるかもしれません。
人間は満足度を高めるためには気配りが必要です。
それと同じように、野菜もベジフル満足度(?)が下がります。
つまり「ホスピタリティ」。
これは、人間だけでなく生物界にも当てはまるのではと思いました。
このあたりもじっくり調べていきたいですね
この日の夜、地主のUさんがDさんにお電話をされ、
ボクに以下のことを伝えて欲しいとおっしゃっていました。
「君たちで農家の育てている野菜の話などを広めてくれ。」
以前の記事になりますが、4/24(日)に、
がんばろう東日本 被災農家応援セールの対面販売に行ってきました。
ご承知の通り、今回の東日本大震災では、
福島原発が被災し、放射能を放出。
これによる農産物の風評被害が蔓延しています。
その為、折角汗水たらして作られた東北地方の農産物が
売ることが出来ない、買って頂けないなどの
被害が出ています。
そこでコミュニティ奈良でお世話になっている
シニア野菜ソムリエのNさんが、
今回のセールでお手伝いを提案。
その結果、全農の量販店Aコープとコミュニティ奈良&コミュニティ大阪が協力して
実行となったわけです。
ボクは同じくコミュニティ奈良でお世話になっているMさんと
2人で、奈良県中部に位置するAコープ橿原店で対面販売してきました。
この日販売された農産物は、
茨城県産を中心としたれんこん、白ネギ(先住系)、白菜、さつまいも、レタス。
そして、青森産のリンゴです。
青森産のリンゴがなぜ?と思われるかもしれませんが、
今回の震災で陸路が絶たれ、輸送がままならない状態に至っています。
どれも品質は優れていました。
さつまいもの品種はベニアズマでしたが、
切り口から蜜が出ていました。
また、安全性については、JA全農やJAが証明書を発行し、
証明しました。
さて、対面販売では野菜の見分け方や効能、食べ方などを
ご説明させていただきました。
(もちろん、放射能のことについても事前に勉強もしました。)
Aコープ橿原店では、特に放射能の質問はなく、
「茨城の農家さんによろしう言うといてや!」
「がんばってや!」
といって、
お客さんからは激励のお言葉を沢山頂きました。
中には、
「レタス3つ買って帰ったるわ!」
と、レタスを沢山買ってくださる方。
「きんぴらのレンコンといえば茨城やな!」
と、茨城の野菜を心待ちにしておられ、沢山買ってくださる方。
サツマイモを何本も買って帰られる方。
「今夜は鍋にする」と、白ネギや白菜を買って下さる
方もいらっしゃいました。
また、この日は少し寒かったせいもあり、
サツマイモや白ネギ、白菜の売れ行きが好調で、
販売した野菜は、殆ど午前中に売り切れました。
本当に有難うございました。
今回の対面販売で感じたことは、
「生活者に情報を提供しつつ、生活者の判断をいかに煽らないように説明するか?」
ということでした。
どうしても個人差や嗜好がありますので、
最後は生活者の皆さんの判断になると思います。
放射能の情報がメディアで蔓延していますが、
それらの情報には、生活者視点の情報が圧倒的に少ない気がしました。
その為、生活者の皆さんも正しく理解できない。
生活者視点の野菜&果物の専門家「野菜ソムリエ」。
ボクはまだジュニア野菜ソムリエですが、
生活者視点に立つことに責任を感じました。
コミュニケーションについて、ボクはまだまだ勉強せんといけませんね。
至らぬ点は多々ありますが、
今後も、出来ることから取り組み、
東北地方の生産者さんを応援していきたいと思いました。
なお、この日は奈良県のUHF局、奈良テレビも取材。
この模様は奈良テレビの18:00からのニュースと
21:45頃のニュースで放映されました。
私も少しだけ登場させていただきました。
また、
読売新聞、奈良新聞、日本農業新聞
でも取り上げてくださいました。
以下、奈良新聞の記事とコミュニティ大阪のブログでの記事です。
●奈良新聞
http://www.nara-np.co.jp/20110425111323.html
●コミュニティ大阪ブログ
http://plaza.rakuten.co.jp/vegeosaka/diary/201104240000/
※追伸
「格安で販売」と報じているメディアもありますが、
厳密には2割安です。
あんまり安かったら生産者の皆さんに失礼ですものね。
がんばろう東日本 被災農家応援セールの対面販売に行ってきました。
ご承知の通り、今回の東日本大震災では、
福島原発が被災し、放射能を放出。
これによる農産物の風評被害が蔓延しています。
その為、折角汗水たらして作られた東北地方の農産物が
売ることが出来ない、買って頂けないなどの
被害が出ています。
そこでコミュニティ奈良でお世話になっている
シニア野菜ソムリエのNさんが、
今回のセールでお手伝いを提案。
その結果、全農の量販店Aコープとコミュニティ奈良&コミュニティ大阪が協力して
実行となったわけです。
ボクは同じくコミュニティ奈良でお世話になっているMさんと
2人で、奈良県中部に位置するAコープ橿原店で対面販売してきました。
この日販売された農産物は、
茨城県産を中心としたれんこん、白ネギ(先住系)、白菜、さつまいも、レタス。
そして、青森産のリンゴです。
青森産のリンゴがなぜ?と思われるかもしれませんが、
今回の震災で陸路が絶たれ、輸送がままならない状態に至っています。
どれも品質は優れていました。
さつまいもの品種はベニアズマでしたが、
切り口から蜜が出ていました。
また、安全性については、JA全農やJAが証明書を発行し、
証明しました。
さて、対面販売では野菜の見分け方や効能、食べ方などを
ご説明させていただきました。
(もちろん、放射能のことについても事前に勉強もしました。)
Aコープ橿原店では、特に放射能の質問はなく、
「茨城の農家さんによろしう言うといてや!」
「がんばってや!」
といって、
お客さんからは激励のお言葉を沢山頂きました。
中には、
「レタス3つ買って帰ったるわ!」
と、レタスを沢山買ってくださる方。
「きんぴらのレンコンといえば茨城やな!」
と、茨城の野菜を心待ちにしておられ、沢山買ってくださる方。
サツマイモを何本も買って帰られる方。
「今夜は鍋にする」と、白ネギや白菜を買って下さる
方もいらっしゃいました。
また、この日は少し寒かったせいもあり、
サツマイモや白ネギ、白菜の売れ行きが好調で、
販売した野菜は、殆ど午前中に売り切れました。
本当に有難うございました。
今回の対面販売で感じたことは、
「生活者に情報を提供しつつ、生活者の判断をいかに煽らないように説明するか?」
ということでした。
どうしても個人差や嗜好がありますので、
最後は生活者の皆さんの判断になると思います。
放射能の情報がメディアで蔓延していますが、
それらの情報には、生活者視点の情報が圧倒的に少ない気がしました。
その為、生活者の皆さんも正しく理解できない。
生活者視点の野菜&果物の専門家「野菜ソムリエ」。
ボクはまだジュニア野菜ソムリエですが、
生活者視点に立つことに責任を感じました。
コミュニケーションについて、ボクはまだまだ勉強せんといけませんね。
至らぬ点は多々ありますが、
今後も、出来ることから取り組み、
東北地方の生産者さんを応援していきたいと思いました。
なお、この日は奈良県のUHF局、奈良テレビも取材。
この模様は奈良テレビの18:00からのニュースと
21:45頃のニュースで放映されました。
私も少しだけ登場させていただきました。
また、
読売新聞、奈良新聞、日本農業新聞
でも取り上げてくださいました。
以下、奈良新聞の記事とコミュニティ大阪のブログでの記事です。
●奈良新聞
http://www.nara-np.co.jp/20110425111323.html
●コミュニティ大阪ブログ
http://plaza.rakuten.co.jp/vegeosaka/diary/201104240000/
※追伸
「格安で販売」と報じているメディアもありますが、
厳密には2割安です。
あんまり安かったら生産者の皆さんに失礼ですものね。