ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

當る子歳吉例顔見世興行

2007-12-02 19:13:36 | ぶらり都めぐり
12月1日夜の部を見に行きました。


南座は元和年間(1615~1623年)四條河原に公許された7つの櫓のうち、明治まで残った櫓が二つ、明治26年に北側芝居も廃座となり南座だけが歌舞伎発祥の現在地に残ったものです。
現在の建物は1029(昭和4)年竣工。歳末の吉例顔見世興行は戦中も一度も絶えることなく続けられてきたそうです。


午後4時20分開始の夜の部前には四条通り南側歩道は入場を待つ人でぎっしり、これから歳末の26日までは昼の部の開始10時半前とこの時間には、四条通りを通らないほうがよろしおすえ。



演目は、

第一 梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)
    鶴ヶ岡八幡社頭の場
第ニ 寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)
    劇中にて中村錦之助の襲名口上あり
第三 京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)
    坂田藤十郎喜寿記念
第四 河内山(こうちやま)
    質見世より玄関先まで
第五 上 三社祭(さんじゃまつり)
   下 俄獅子(にわかじし)

それぞれが30分から1時間かかり、その間には15分から30分の休憩時間があったので、全部見て終わったのは午後10時5分になっていました。

はーっ。歌舞伎を見るってこんなに大仕事だとは思っていませんでした。
皆さん幕間に幕の内お弁当を食べておられる方が多かったですが、私達ははねてから食べに行こうと思っていたので、じっと我慢の子。

それに会場がスースーと寒くて足元が冷えて冷えて、コートを着ても冷え切ってしまいました。



それでも、カブキ見れてよかったです。

ここに日本の伝統芸能が凝縮したようで、啖呵に大見得、宙返りに早変わり。花道、せり上がり、隈取り、豪華な衣装。浄瑠璃、長唄、清元にお囃子(違いがよくわかっていない)、三味線、太棹、太鼓に笛の音、その他の音響効果もすごくて、踊りのお囃子には思わず身体も動きそうになってきました。

藤十郎の道成寺はどう見ても娘としか思えないしぐさで、動きの激しい長い踊りを見事に踊られて、喜寿記念とはびっくり。

着物の裾さばきとか所作とかもすごいなあと、お勉強になることがいっぱいありまいました。
コメント (9)
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