政令指定都市で一番古い議場である京都市会議場、2019年度から始まる改修を前に、2018年6月14日~16日と7月30日~8月1日に一般公開されていたので、6月16日に見学に行ってきました。
議場は市役所本庁舎とともに建築家武田五一が設計し、1927(昭和2)年に完成しました。

工事中の本庁舎の周りに塀がめぐらされ、完成後の予想図などが書かれていました。

表入口側。

裏側突き出た部分の上部に市会会議場があります。

正面玄関内の階段。


市会会議場。

二階は傍聴席になっています。その手摺部には歴代議長の写真が並べられています。

見学者も議員席に座れました。

天井のステンドグラス。

正面アーチ部に細かい装飾が付けられています。


その前の議長席。会議の開催を知らせる鈴と、決定を告げる木槌が置いてありました。

壁は装飾布製でした。



換気口の装飾もおしゃれ。
市役所本庁舎の改修工事は2017年5月に着工され、2021年夏に完成する予定です。
耐震改修、バリアフリー化等はやむを得ませんが、この風格のある市役所の外観と歴史的意匠を壊さないでほしいものです。