2018年7月25日に京大の学生寮、吉田寮が公開されていたので、見学に行ってきました。

午後4時に玄関で見学を希望する人達が10名程集まり、2・3人の学生さんが説明しながら寮内ツアーをしてくださいました。
今までここから奥には入ったことのない、神秘の建物です。

撮影できる場所が少なかったのですが、何室かは撮影用にしつらえられていました。実際に住んでいる部屋はこんなに片づけられてはいないのでしょう。
寮内は思っていた以上に広くて、西向きの玄関の奥と両側に広がった廊下が折れ曲がって全体にE字型に三棟の建物が東に向かって、それぞれ二階建てで延びています。
一見、古くて汚いように見えますが、建築的には立派な材木を使ってしっかりと建てられているのだそうです。
漫画の部屋、麻雀をする部屋、ピアノのある部屋、昔のアジビラや落書きのあるトイレ、鶏などが飼われている中庭等々、興味はつきなかったのですが、建物を覆う大きな木が何本も茂っていて鬱蒼とした森の中に住んでいるようなところも、昔ながらの吉田の森を思わせてタイムスリップしたような感じでした。
今では全国で最も古い学生寮の建物となっていて、貴重な建物。壊さずに耐震補強、補修をして使い続けていってもらいたい、京大当局にも願いたいし、住む側の人達にも、汚さず丁寧に住んでいってもらいたい、そして、学生の自治が守られていくことを願いたいものです。