京都が京都でなくなる、最近の京都の町の破壊状況はひどいものですが、その兆しが顕著になってきた頃からの現場の様子を見に、2018年6月2日にウォッチングに行きました。

先ずは、下鴨神社の参道、両側に生えていた大木が切り倒されてマンションが建てられました。下鴨神社が土地を50年間貸し出して富裕層向けのマンションを建てたのです。しかし、出来上がって2年も経つのに分譲物件はまだ売り切れていなくて、未だに広告チラシがまかれています。

次は北白川天神裏の小山、住宅開発会社が山を削って宅地にして売り出そうとしていましたが、住民の反対運動で、かろうじて一部分だけの開発に止どめ、緑を残すことができました。

次は、京都御苑東にある梨木神社。鳥居の中の参道をつぶしてマンションが建てられました。鳥居の中にマンションがあるとは!京都人が呆れ果て、顰蹙を買った最初の事例です。

次に、京都会館。50年間のネーミングライツが企業に売られ、「ロームシアター京都」と名前が変えられてしまいました。

しかも、前川國男設計の文化財となろうとしていた貴重な建物が建て替えられて、変な色の巨大な壁の建物になってしまいました。