ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

南海電鉄「天空」で高野山へ

2014-09-02 00:58:18 | 遠出(国内)
この夏の避暑はかねて念願の高野山へ、と思ったものの、今年の夏は避暑の必要よりも雨の降らない日を探すほうが大変でした。
やっと見つけた雨の合間の日はもう9月1日になっていました。


JR京都駅発7:30、大阪で環状線に乗換えて、新今宮に着いたのが8:30。
南海電鉄の新今宮駅はJR新今宮駅とすぐ横に接しています。

新今宮から乗った南海電鉄です。
8:42発、9:32橋本着。

橋本から高野山までの南海電鉄高野線往復と高野山内の南海りんかんバスのフリー乗車に、高野山内の拝観料2割引、お土産・飲食料の1割引がついて2日間有効、2,860円とお得な「高野山・世界遺産きっぷ」を利用しました。


南海橋本駅で「天空」に乗り換えました。
指定席はあらかじめ電話で予約し、橋本駅のホームにある券売り場で510円支払って受取りますが、その時間が発車の40~10分前だけというので、もし遅れたらと心配でした。きっかり10分前には売場の窓が閉ざされていました。


10:15橋本発の「天空1号」が入ってきました。



「天空」は前2両が指定席の観光列車で、後ろに普通列車2両が接続しています。



「天空」の車内です。木をふんだんに使ったデザインで、ワイドビューの窓に、前列がブルーの椅子、


一段高くなった後列がピンクの椅子です。椅子の模様に高野山に棲息するモリアオガエルが取り入れられています。

外気が感じられるデッキ部分や4人がけコンパートメント座席、先頭展望席もあります。



橋本駅を出てすぐに紀ノ川を渡りました。



川岸の田畑が見える平地を過ぎるとすぐに山間部に入って行きます。



九度山(くどやま)駅。
九度山と言えば、真田幸村。駅から徒歩約10分の「真田庵」(正式には善名称院)は、真田昌幸・幸村父子が隠棲した屋敷跡と言われており、駅のホームにも「真田幸村と十勇士」のイラストが描かれています。



九度山駅を過ぎてすぐ対岸の町役場には「日本一九度山の富裕柿」という看板が掲げられています。そういえば、この辺り柿の木がたくさん生えています。



九度山駅から高野下駅までの間に線路と平行して「竜王渓」と呼ばれる渓谷がしばらく続いています。つつじ、イワヒバ、ホタル、紅葉などが見られるそうです。

この青みがかった岩、四国吉野川の蛇紋岩にも似ているような。。。



不動谷川の渓谷です。


高野下駅のあたりから終点極楽橋駅まで最大50パーミルの急勾配区間となり、電車は車輪をきしませながら登っていきます。


おお!天空の村だ!
山はますます深く高くなっていき、霧があたりを覆っています。






秘境駅の雰囲気がある紀伊細川駅の駅員さんは、長い停車時間を過ぎて電車が通り過ぎるまで立って見守っていました。



トンネルをいくつもくぐり、



曲がりくねった線路です。




終点極楽橋駅の少し手前の不動谷川に赤い欄干の極楽橋が架かっています。
この橋を渡って徒歩で高野山に登ることもできます。



極楽橋駅に10:59に着きました。
左手前が極楽橋駅、右がケーブルの駅、中央の接続部分が不動谷川に架かる橋になっています。

40分程度の「天空」の旅でしたが、飽きない車窓の景色を堪能しました。



ケーブルで高野山駅まで5分で登ります。



高野山駅はあいにく改修工事中でしたが、1930(昭和5)年築で、登録有形文化財になっています。仏教寺院を思わせる外観で、屋根の上には水煙のような飾りがついています。



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