ビバさんのさんぽ道

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京大の高槻農場

2012-01-04 00:22:08 | 建物(京大)
京都大学の大学院農学研究科附属農場は、昭和3年に高槻市八丁畷町に設置された本場と、高槻市古曽部町に古曽部温室、京大北部構内に京都農場があります。

そのうち、高槻農場本場は150,292㎡の広さがあります。この辺りは、紀元3世紀頃に築造されたと思われる安満(あま)宮山古墳や村落、水田の跡があり、大昔から稲作が行われていたことがわかっています。
今も農場の広い部分が水田で、稲の栽培が行なわれています。


水田の写真は撮らなかったのですが、水田の他にもいろいろな果樹や農作物が栽培されています。




梨はいろいろな日本の品種や中国産の品種があり、この「菊水」はここだけで栽培されている希少な品種です。


ブドウも、


柿も桃もありました。


温室の中ではトマトの甘い品種の開発や、



イチゴもいろいろの品種が栽培されていて、新しい品種が生み出されています。



農場では学生の栽培実習や院生の研究が行なわれていますが、また、栽培された作物が市民に販売されたり、小学生への特別授業や市民への公開講座も行なわれ、高槻市民に開かれた農場を目指しています。


しかし、京大ではこの農場は売却して、京阪奈の学園都市の方に移転する計画があるそうです。そうなると、この地に根付いてきた果樹は移植してもそこでうまく育つのか?古代から続いてきた稲作地帯がなくなるのももったいないし、跡地がどのように利用されるのか?いろいろ心配な疑問が湧いてきました。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (松風)
2012-01-17 21:39:29

こんばんは
ご無沙汰しております。
この農園は学生時代に
行かされましてとても懐かしいです。
銀杏並木を思いだいました。
ありがとうございます。
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松風さん (vivasan)
2012-01-18 01:00:18
こちらで実習されたんですか。いろいろな経験ができたんでしょうね。農業体験ってちょっとみるとおもしろそうですけど、実際はどうでしたか。

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Unknown (ぽん)
2012-01-23 18:31:42
ええーなんのために。
移植するのにはものすごい手間と神経を要する思います。
このまま地域の農場としてやっていったらあかんのやろか。不便さでいうたら、移転先もかなりやとおもうけど。
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なんでやろ~ (vivasan)
2012-01-24 01:50:46
私も詳しい事情はよくわかりませんが、何で移転するんでしょうねえ。
京大の財政状況からとも思えないし、京都府に引っ張られてるのか、高槻市が開発を望んでいるのか???
いずれにしても「菊水」なんかの希少な品種の植物が途絶えないことを願いますわ。
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