富山駅からライトレールに乗って越中中島駅下車、徒歩約15分のところに中島閘門(なかじまこうもん)があります。
駅から案内板もなくあてずっぽうで行くと、ありました。無人で見学ご自由、閘門の側にあるスイッチを押すと説明の声が流れるようになっていました。
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1934(昭和9)年、富岩運河の水位調節のために、当時の最新技術であるパナマ運河方式で作られた水門です。その後復元工事が行われ、平成10年に昭和の土木建造物としては、全国初の国重要文化財に指定されています。
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二つの水門で水を仕切り、上流と下流の水位の差をなくして、船を通す仕組みになっています。
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水門の上が小さな橋になっていて、その欄干がとても低くなっています。
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側にあった水門の操作をする機械室。
閘門の仕組みとしては宇治川の三栖閘門と同じですが、それよりは規模はずっと小さかったです。