折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

春は名のみの立春

2010年02月04日 21時57分55秒 | 立春
            □ 春立つ日の朝、西寄りの季節風に春色がちぎれそうでした。

◇ 春夏秋冬、四つの季節のそれぞれに暦の上での初日があります。
  立春、立夏、立秋、立冬、どんなイメージが湧きますでしょうか。
  私の第一印象ではこんな感じです。

    立春 2月4日 … 微笑 (しばらくすると花が咲き始める、にんまり) 
    立夏 5月5日 … 懐疑 (えっ、もう夏!? そんな気持ちとの乖離) 
    立秋 8月7日 … 辛抱 (真夏日も熱帯夜も、もう少しの我慢、夏は嫌いな方) 
    立冬 11月7日 … 観念 (やがて来る凍える日に備えなくては)

                    ※ 日にちは今年のこよみです。
 
  冷たく寒く暗い灰色イメージの冬からようやく離れられる「喜び」
  立春はあくまでも気持ちが明るく、朗らかになるもののようです。

        
            □ 春から夏はバラの葉陰になる辺り、
              オキザリスはこの頃の方がうれしそう。
              夕べの豆撒きの名残を見つけました。

◇ 立春過ぎて最初の週末をバラの冬剪定の日と決めています。
  昨年末に植え付けた大苗は剪定など不要ですが、それ以外はすべて。
  基本はテキストで学び実地に検分してきたつもりですが、上手にはなれません。
  それぞれの株にどのように花を付けてほしいか、そっち優先で鋏を入れます。

       
         □ 剪定する鉢植えをいくつか、一か所に集めました。

        
               □ ウィリアム・シェイクスピア2000
        (William Shakespeare 2000 S 2000 D.Austin England)
           16号の大鉢、ややスタンダード仕立て風です。
          新芽が動き出す寸前で、剪定箇所に迷いそうです。
            (もうこれ以上は剪定しないかもしれません)
           玄関前(北側半日陰)から南側に移す予定です。

      
              □ ジュード・ジ・オブスキュア
         (Jude the Obscure S 1995 D.Austin England)
     直立性のシュート、昨年の一番花の枝がよくわかります。
     基本は一番花をつけたシュートを二、三節残して剪定ですから、
     教科書的な剪定前の姿は、素人にはホントに助かります。
     強剪定に耐えうる株に育っていますし、剪定しやすいはずです。

       
        □ シャルロット・オースチンに寄せ植えのヘレボルス
          バラの春に先立って淡い黄色の花をつけるのももうすぐ。

       
       □ アブラハム・ダービーの株元、まだまだ春は名のみです。

     
     (una poesia di oggi)

               早春賦                        1913 
                          吉丸一昌 詞 中田 章 曲 

          春は名のみの 風の寒さや
          谷の鶯 歌は思えど
          時にあらずと 声も立てず
          時にあらずと 声も立てず

          氷融け去り 葦は角ぐむ
          さては時ぞと 思うあやにく
          今日も昨日も 雪の空
          今日も昨日も 雪の空

          春と聞かねば 知らでありしを
          聞けば急かるる 胸の思いを
          いかにせよとの この頃か
          いかにせよとの この頃か
 
コメント (8)
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