W杯東京大会(6日~7日)の男子について、中国による分析が今ごろ出てきました。
3つの点を挙げています
1. 得点
優勝ベルニャイエフと2位加藤が90点台。全種目おこなった6人の平均得点は88.920。アメリカンカップ(3月)の優勝ダルトンの得点は89.398、平均得点は86.892だったので、今大会はアメリカンカップを上回った。ルール改正で採点がきびしくなる中、90点台は容易ではない。
2. 十代選手の活躍
ベルニャイエフと加藤は19歳。十代選手の活躍が目立った。特にベルニャイエフは目だったミスがなかったことが優勝の要因。実力者で優勝候補のニューエンはあん馬や鉄棒で大過失。これでは結果は見えている。
3. 弱点がなく、強い種目がある
ベルニャイエフ、加藤ともに特に弱い種目がなく、強い種目をもっている。今大会、ベルニャイエフはゆか、加藤は平行棒がよかった。D得点もE得点もいい。こういうタイプの選手が個人総合王者になる流れと見られる。
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弱い種目の分を得意種目でカバーできる時代ではない、ということでしょうか。