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No Music No Life

あの場所は今…名盤ジャケの実際

2014年03月01日 | 音楽
音楽アルバムがLPレコードだった頃、そのジャケットのへ力の入れようは今の比ではなかったと思う。
それはまさにアートであり、いくつもの名ジャケが生まれた。
そんな中から、ジャケットの元になった場所が特定できるものもいくつかあるので、それを並べてみよう。

まずはピンク・フロイドの「アニマルズ」だ。



この巨大な煙突が印象的な工場だが、これはイギリスにあるバターシー発電所というところである。
ジャケが有名なので、今やロックファン御用達の観光名所になってるらしい。
発電所としての稼動は終わってるとのこと。


次は、世界的に有名なビートルズ「アビーロード」だ。



ロンドンのアビーロードスタジオの前の横断歩道だが、ジャケ写の影響で世界中から人が訪れる観光名所になっている。
そしてついには、イギリス政府により英国の文化的歴史遺産に指定されたらしい。
現在センターラインがジグザグになっているのは、あまりにもこの横断歩道を訪れる人が多く、その分事故が多いための対策だという。
仕方がないとはいえ、ちょっと残念だ。


こちらも超有名ジャケ、イーグルス「ホテル・カリフォルニア」だ。



写っている写真は実在のホテルだが、「ホテル・カリフォルニア」とう名前ではなく、「ビバリーヒルズ・ホテル」というらしい。
当然ここも観光名所になり、一時期、「数年先まで予約がとれないホテル」といわれた。
ちなみに内ジャケに使われているホテル内の写真は、ビバリーヒルズ・ホテルではなく、もっと安いホテルとのこと。
こちらは心霊写真疑惑もあるようだ。


こちらはジョン・レノン「ロックンロール」。



ジョンがアマチュア時代によく歌っていたロックンローンルのカバー集で、ジャケットもその当時の写真が使われている。
これはビートルズのハンブルグ時代のもので、撮影は当時親交があった(というよりベースのスチュの恋人)アストリッド・キルヒヘルだ。
現在、おそらく訪れる人は少ないようだが。


最後は、まさか実在するとは思えない、ブラック・サバス「ブラック・サバス」だ。



幽霊みたいな女性の背後には古びた屋敷、オカルトそのもののジャケだが、これが実在の建物だった。
明るい日差しの下で撮られた写真は、英国の田舎風景といった感じで、雰囲気がぜんぜん違うのが面白い。
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