節分の日、大学での入試業務を終えて夜に帰京した。
母は、「恵方巻きの代りに」といって、巻き寿司セットを用意してくれていた。
つまり、寿司ネタを皿に盛って、1枚の海苔を1/4に切って、角が手前になるように持ち、その上に酢飯を少しだけ載せ(これが肝心)、その上にネタをお好みで載せて巻いて食べる。
ウチでは海苔は羽田の店の特製でこの海苔が格別旨い。
このおいしい海苔を味わうために巻き寿司をやっているようなもの。
いつもの巻き寿司と違うのは、この日は、つまみに節分の福豆がついていること。
あほらしい”恵方巻き狂騒曲”(コンビニあたりが仕掛けたらしい)は無視したいが、 かといって節分に何もしないのも何なので(いい歳して豆まきはできないし、後の掃除が面倒)、いい工夫だと思った。
「節分の夜は巻き寿司」、ウチから広めていこうかな。
ちなみに、母によると、玄関先に飾る柊をスーパーに買いに行ったら、今年は珍しく売り切れだったという。
本来の伝統行事が復活するのはいいことだ。