中三になる甥が通っている中高一貫校の文化祭に、甥が展示の説明をするというので、私も一緒に行ってみた。
中高一貫校で学年数・生徒数が多いので、さすがに規模が大きい。
それに合せて来場者も日に一万人を超えるらしい(生徒の家族の他に、他校の生徒、受験を控えた小学生の家族なども来る)。
甥の所属する生物部はもちろん、他のクラブも中学生にとってはハイレベルの活動が可能になっている。
たとえば甥たちの研究(オランウータンの代理母の養育行動の観察)は、実際、霊長類学会でポスター展示して表彰された。
かように、文化部は研究発表レベルになっている。
水泳部のお化け屋敷が長い行列ができるほど人気で、両親と一緒に入った3歳の姪は出て来た途端に怖くて泣き出した。
思えば、私が中三の時は、区立中学の地学部の部長として文化祭に臨んだのだが、何しろ区立中学なので(部室も予算もあるはずもなく)化石や鉱石標本など展示に値するものは皆無で、当時山好きな仲間が部員として集まっていたので(仲間で登山する以外の活動はしていない)、火山模型を作ってドライアイスを入れて噴火ショー?をやり、あとは山関係の映像でお茶を濁していた。
高校の文化祭では、写真部では自ら現像した写真を展示し、地歴部では自分が行った城跡の説明を模造紙に貼り(研究発表レベルではない)、ワンゲル部では山の道具の展示と行った山の写真を模造紙に貼った。
わが高校は、受験希望者がいる学校ではなかったので、来場者も生徒の家族と近所の子どもくらいだった。