都知事選の結果は、事前予想通りの順位で開票と同時に当確が出た。
まぁ、現職はよほどの失政がない限り再選される。
私は2つ前の記事に示したとおり、期日前投票で現職と野党候補には投票せず、「よりまし」という基準で石丸伸二氏に入れた。
投票時に注意したのは、「石丸伸二」とフルネームで書くこと。
「石丸」という苗字だけだと、別のN党の石丸候補と票を折半させられる。
N党の石丸氏に入った票にはこの種の折半票が結構あったと思われる。
どうせなら、別人の小池候補を出してもよかったのに。
結果は予想通りだが、選挙はそれなりに盛り上がり投票率は上がった。
これは、主に蓮舫・石丸候補のおかげである。
ただ蓮舫候補だけだと、これほどの盛り上がりはなく、石丸候補の頑張りが大きかった。
古臭い”保革対決”よりは、三国志よろしく三つ巴の鼎立の方が盛り上がるものだ。
財政が潤沢な東京都にとっては、福祉や防災、あるいは観光は黙っていても予算がつくので、これらについての実現して当然の公約は新鮮味がない。
この東京に新しい発展の芽を育てる視点、若い働き盛りならではの視点が欲しかった。
同時に東京一極集中の弊害も座視しないで(ただ、発展と人口集中は相関する現象なので、都だけでは解決できない)※。
※:防災的視点では、さいたま市が都市の発展に適している。日本の大都市(東京、横浜、名古屋、大阪)は地盤が柔らかい沖積平野の海沿いにあるが、さいたま市は台地なので地盤が硬く、東京湾・相模湾の震源地からも遠い(さらに富士山からも)。埼玉県は荒川の洪水が問題だったが、大河川の治水はうまくいっている。日本最大の関東平野の中央部なので、都市部の拡大も可能。
石丸氏に入れた本当の理由は→安野氏の存在