夏の音

2009-07-13 23:44:24 | Weblog
土曜日、夏休みの自転車ツーリングに備えて、冬場の頑健な足に戻すべくフルコースメニューで筋力アップに努めました。
すなわち、午前にテニススクール、自転車で山の上公園往復、午後のテニススクールという組み合わせ。
前回これをやったときは、午後のスクールレッスンで足がつりかけたので、今回は自転車の登坂を少し手抜きして、息を切らすことなく走れるペースで行きました。
それでも汗はしたたり、結構な運動量になったのでは。
これから回数を重ねるにつれ、強度を増して行きたいと思います。


そうそう、午前のスクール終了後、外のベンチに座ってシューズの中敷を外し溜まった砂を除去していたら、蝉の声が聞こえてきました。
声を聞くまでその存在をすっかり忘れていました。
まだまだ弱々しいものでしたが、いよいよやかましい夏がやって来るようです。
その声自体が暑いわけではありませんが、聞くときの気温が高いため、蝉の声は暑い夏のイメージに直結します。
今日の朝にはもう窓外で「シャワシャワシャワ」と元気に複数の蝉が鳴いていました。
通勤途中の街路でもたくさん鳴き始めて、一斉に目覚めたようです。

蝉のように暑さという皮膚感覚と相まって、聴覚で感じる夏には何があるでしょう。

野球の打球音や選手たちの声なんてどうでしょう。
球春とも言われますが、私の高校野球のイメージはやはり夏の甲子園です。
この時期、グラウンドから少年野球の音・声が聞こえてくると、夏だなあと感じます。
風鈴も夏の音です。
窓際にペットボトルのおまけで付いていた風鈴を吊るしているのですが、当然窓を開けねば風は流れず、音を発してはくれません。
窓を開けるのは暑いとき。
涼しさを誘う風鈴ですが、やはり夏の音ですね。

後はグラスに満たされた氷が奏でる「カラリカラリ」という音。
ピカッと光った後に響く「ゴロゴロ」という雷鳴。
「ドドーン」と腹に響く打ち上げ花火の花開く音。
「サラサラ」と耳に届く砂浜の波の音。
祭囃子と、御輿を担ぎ山車を曳く掛け声。
大滝詠一の「A LONG VACATION」。


私の夏はこんな感じです。