夏の長さの尺度

2015-08-24 23:02:35 | Weblog
週末、山の上の公園では蝉がたくさん鳴いていたが、ツクツクボウシやミンミンゼミの声に換わっていた。
クマゼミの合唱の暑苦しさはそこになく、蝉の声に秋を感じた。
いや、蝉のせいではないな。
鳴き声を聞きつつ感じた涼風の心地良さがもたらした感慨であるのが正しそうだ。
日向は暑いが日陰のベンチは天国だ。
サラサラと肌を撫でる乾いた風をゆりかご替わりに昼寝した。



下界が猛暑日だった頃、山の上は真夏日程度で一段階涼しくはあったが、日陰でも周りで立ち昇る熱気が身体を包んだ。
同じベンチで昼寝したら背中が汗で濡れた。
あの暑さを何日も経験すると、夏日なんて涼しいものだ。
例年なら「夏の終わりがどうの」という感想になるのに、いきなり秋を感じるとは今年は気が早い。
夏休み取得が早かったから、夏として意識した期間が7月初めからすでに1ヶ月半。
学校の夏休みと同じくらい。
きっとそのせいだ。



風にまだ寒さの気配は全くないが、夜の寝苦しさも遠くなり、風邪を引かないようこれからは窓を閉めて寝るタイミングを計らねばいけない。