松本の夜

2024-08-30 06:26:22 | その他旅行き
松本の宿はビジネスホテルで夕食が付いていない。
街に繰り出す事にした。
連休中に観光地近くの街で飲むのに、準備なしで臨むのは、夕食難民になる覚悟が必要となる。
早い時間に入らねばあぶれてしまう。
過去に、入ろうとする店で次々に満席だと断られ、5~6店を経巡ってようやく夕食にありついた経験がある。
そうした反省を踏まえ、今回は宿近くの居酒屋に予約を取って乗り込んだ。



今回の旅の準備担当は、素案検討は連れ、行程設定は自分、切符・宿・チケットの手配は連れ、という分担結果になった。
居酒屋の予約も連れがしてくれた。
連れは美味しい店を嗅ぎ分ける鼻を持っていて、下戸だが酒にこだわりのありそうな店を選んでくれる。
今年は夏なのに良く飲む日本酒、を数種置いている店だった。





前日はアルコールを体内に入れる気にならなかったが、体調も回復し、この晩は飲めそう。
でもやはり昨日の今日なので、控え目に。
ビールはその独特の旨味と苦味が気分の悪さを引き出しそうなので遠慮して、すっきりハイボールから。
ソフトドリンクもいろいろあって、連れは松本サイダーなるものを注文していた。
カンパーイ。





料理はひとつひとつがなかなかに凝った味付けで美味しかった。
日本酒は居谷里という大町のお酒を注文。
山廃とあったのでぬる燗で頼んだら、夏場にそんな注文をする人は珍しいのだろう、なかなか出てこなかった。
先に出された馬刺しを食べるのを我慢して、ようやくやってきた燗酒と合わせ食べた。
酸味と深みある味わいのお酒で気に入ってしまった。
見かけたら買えるようにメモしておかねば。





そうして飲み食べしていると、入口に近い席だったのでお客さんが続々やってくるのが分かる。
思ったとおり予約の無いお客さんは次々と断られていた。
やはり予約しておいて正解だった。



食後、飲み屋街を少しぶらつく。
松本駅の北東方向の繁華街なのだが、美味しそうな酒場ばかりで、空いている時ならお店の雰囲気を見て歩き、良さげなお店を選択して暖簾をくぐるのも楽しそうだ。
風俗店が混じっていないので安心して選べるのもいい。
食も酒も細くなってしまい、二軒目に入るような勢いはなく、コンビニに寄って部屋飲み用の酒と甘いモノを購入し、宿に戻った。