真蛸(マダコ)
【語源】
「タコ」の「タ」は手が転じたとされている。「コ」は多いという意味。
マダコの桜煮
【旬】
産地のよって違うが主に夏。瀬戸内・九州のタコは6~8月の夏が旬。
千葉以北のタコは11~12月の冬が旬とされている。
茹でダコ
【うんちく】
マダコは我が身を守るウロコも殻もない、むき出しの体である。この為非常に
警戒心が強い。昼間は岩などの間でひっそりと息をひそめ、夜になると海老や
蟹を求め動き出す。この用心深さを逆手に取ったのがタコ壺漁。壺はタコにとっ
て格好の隠れ屋らしい。
環境に応じて色やイボの形状も変化させ、「海の忍者」の異名をとる。
春の終わり頃どこからともなく岩礁にやってき、強いものが良い穴を占領し、
縄張りを持つ。弱いものは穴すらなく、くぼ地に小石や貝殻を積み上げ、身を隠し
ます。
マダコは一般的に雌の方が美味しいと言われています。足のイボの大きさが
そろっているのが雌。イボの大きさがバラバラなのが雄です。
ところで、最近「タコの日」と言うのが正式に認定されました。夏至から11日目の
7月2日で、この日を「半夏生(はんげしょう)」と呼びます。
半夏生には、関西地方でタコを食べる風習があるようです。この頃ちょうど
田植えが終わる時期で体力回復のため、タウリン豊富なタコを食べると言う説と
稲がタコの足のようにしっかりと根をはる事を祈願してタコを食べると言う2つの
説があります。発祥は京都福知山市のようです。
ちなみに、讃岐では7月2日(半夏生)にうどんを食べ、福井では焼鯖(やきさば)
を食べる風習があるとか・・・・。
地ダコ
タコの炊き込みご飯
【ブランド・産地】
真タコのブランドと言えば何といっても「明石だこ」。
播磨灘近傍で漁獲される真だこは、かつて兵庫県明石港に水揚されたので「明石だ
こ」として有名になりました。現在は淡路島の各漁港で水揚されており、魚場は
鳴門海峡から阿万海岸沖あたりです。鳴門の速い潮の流れが生み出した極上品で
す。
活刺身
【産地ならではの漁師料理】
「タコは活刺身にかぎる」と漁師さんは言います。生きた真ダコはまな板に吸盤で
吸い付きます。これを利用し、包丁ではぎ取るようにして皮を吸盤ごと切り取って
いく。純白の身は薄造りにしお刺身で。吸盤は軽くボイルし、山葵醤油で。
身はねっとりあまく、吸盤はシャキシャキ歯ごたえ良し。 最高。
もう一品は「タコ飯」。まず、「干しダコ」を水にもどし、そのもどし汁で米を
炊きます。ぶつ切りのタコをぜいたくに散らし、醤油を少々。炊き上がったら
三つ葉をふりかけ出来上がり。タコの深い風味を味わえる一品です。
タコの唐揚げ
【栄養と効果・健康】
低脂肪・低エネルギー、ダイエット向きの食材です。コレステロールが多いと
言われてきたが、豊富に含まれているタウリンが逆に血中コレステロールを下げる
事が近年わかりました。動脈硬化、脳卒中などを予防する働きがあります。
タコの刺身
タコの卵巣の煮付け
明石焼き
タコの丸ごと唐揚げ
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生じゃないし・・・