皆さんは自分の代名詞に当たるものがあるだろうか。
唐突な質問であるが、そんなことをゆきたんくは考えたことはない。
第一自分が何者であるのか、何で生かされているのかなんて考えるような風土の中で生きている訳ではないのだ。
それは京都旅行の時であった。宮本武蔵の決闘場で有名な一乗寺の下り松。その松ノ木を見たくて訪れた一乗寺町。昨晩からの足の痛みが激しく満足に歩けない状態だったが、見たいものがあるので頑張れることができた。後で考えるとシップも塗り薬も効果はなかった。
詩仙堂から八大神社に移動する時、小さな祠に気がついた。その傍らには説明の碑があった。どうやら布袋様が奉られているようである。
石仏が布袋様であることが記してある。
説明板?
そしてその中を見た時、探しに探していたものに出会った感じがした。石仏であった。しかし、布袋様というより、ゆきたんくのイメージに近い気がした。大きな体に柔和な表情、ゆきたんくの理想である。
これぞ幸たんくと思った布袋様
年をとった時、こうでありたいと思う理想像に出会えたゆきたんくは幸せである。