伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

命日

2009-12-14 23:16:19 | 言いたんく

 今日は母の30回目の命日だ。

 年月の過ぎるのは早いものだと思う。

 母のそばにいることができたのは15年+1年だ。

 中学校までは甘えん坊だった。

 一人っ子だったせいでもあろう。

 高校は全寮制で家を離れた。

 卒業して実家に戻ったが、母は入院していた。

 そしてその2倍の年月が経った。

 良い思い出しかない。

 ただ、どうしても思い出せないことがある。

 小学校2年生の時のことだ。

 自営業の店が休みの火曜日に、母がカレースープを作ってくれた。

 その浮き身が素晴らしく美味かったのだ。

 その正体を聞こう聞こうと思っていたが、忘れてしまった。

 ずっと忘れていた。

 母がいなくなってから随分と経ち、長男が小学校2年の時にふと思い出した。

 その時、息子たちはカップスープを飲んでいたのだ。

 あの浮き身、なんだったんだろう。

 いずれ母と再会したら聞いてみることにする。

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