今日は母の30回目の命日だ。
年月の過ぎるのは早いものだと思う。
母のそばにいることができたのは15年+1年だ。
中学校までは甘えん坊だった。
一人っ子だったせいでもあろう。
高校は全寮制で家を離れた。
卒業して実家に戻ったが、母は入院していた。
そしてその2倍の年月が経った。
良い思い出しかない。
ただ、どうしても思い出せないことがある。
小学校2年生の時のことだ。
自営業の店が休みの火曜日に、母がカレースープを作ってくれた。
その浮き身が素晴らしく美味かったのだ。
その正体を聞こう聞こうと思っていたが、忘れてしまった。
ずっと忘れていた。
母がいなくなってから随分と経ち、長男が小学校2年の時にふと思い出した。
その時、息子たちはカップスープを飲んでいたのだ。
あの浮き身、なんだったんだろう。
いずれ母と再会したら聞いてみることにする。