夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

中島みゆき様との出会い・・♪ 最終

2005-08-19 18:41:15 | 音 楽
第2回の『夜会』の観賞後、アルバムが発売されるたびに購入した。
今度のアルバムは・・この曲は・・と真摯に思考したり、模索したりした。
この中で最低限に於いて、百回以上聴き込んだ曲を羅列して、
このシリーズを終了します。

平成元年から平成5年頃まで、45歳前後の中年男が、
中島みゆき、に熱っぽく夢中になった時代でした。

定年退職後の今でも、ときたま聴きます。
やはり『HALF』、『エレーン』は、私がひとり音楽ファンとして、
数多(あまた)聴いて中でも、十本指に選定する名曲です。

先程、『おまえの家』を久々に聴きました・・。


『回帰熱』のアルバムの後からより、

『あした』
『ふたりは』
『with』
『おだやかな時代』
『Maybe』
『永久欠番』
『南三条』
『地上の星』
『ヘッドライト・テールライト』


エピローグ

ファンクラブに入会して間もない頃、
会員として頂いたキー・ホルダーが気に入った。
《miss M》と朱色に書かれていて、
程ほどの重さがあり、身に付けた。

会社で台湾旅行に行った時、旅行バックにアクセントとして付けた。
帰路の出国手続きが終わった後、このキー・ホルダーが無くなっていた。
中島みゆきの台湾のファンの方が盗ったのか、
或いは珍しいキー・ホルダーであったので、盗ったかは、
いまだ不明です。

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中島みゆき様との出会い・・♪ ⑤

2005-08-19 17:38:31 | 音 楽
翌年、平成2年はコンサートのキップを手に入れる方法を模索した。
雑誌『ぴあ』等で検討した結果、ファンクラブに入会した。

10月頃だった、と思う。
第2回の『夜会』を申し込んだ。

抽選の結果、念願のキップを手に入れた。
最近は、行いが良かった、と思ったりした。
このような思考の持ち主ですから、このWEB-SITE名称を、
極楽とんぼ、と名付けた一面であった。

公演日は。平成2年11月29日の木曜日でした。
開場は7時15分、そして開演は8時だった。
会社の業務スケジュールは、出来る限り前倒しし、午後は半休とした。

ゆったりとした気持ちで観賞致したく、3時過ぎに文化村に着いた。
蕎麦屋に入り、ざるそばで軽食を採ったりした。
開演後、レストランがあり、
ボンジレーヌーボのボスターが見えたので呑んだ。
これがワインの新酒か、と思いながら、フルーティな味であり、
ちょっと失望したが・・。

ときたまワインを呑む時は、辛口で深い味の方が好きであったが、
昨年の惨めさを思い浮かべ、
やはり仕事と同様に、何事も事前準備だ、
とひとり幸せをかみ締めながら、もう一杯を注文した。

公演は、船のデッキから始まった・・。
ステージと客の距離が近くて、最初は戸惑ったが、
演出全般は予想以上だった。
それぞれの一流の方達が繰り広げる展開は、
官能性もある、と思った。

曲目は、
『二隻の舟』
『彼女によろしく』
『ミルク』
『流浪の歌』
『窓ガラス』
『うそつきは好きよ』
『元気ですか』
『クレンジング クリーム』
『月の赤ん坊』
『断崖~親愛なる者へ』
『孤独の肖像』
『強がりはよせヨ』
『北の国の習い』
『ショウ・タイム』
『Maybe』
『ふたりは』

個人的には、『ふたりは』は、相当に聴き込んだ名曲です。
『Maybe』は、大好きな曲のひとつで、働く女性の応援歌・・
初めて聴いた時、そんな思いがしました。

帰りに記念として、テレフォンカードを購入した後、
足取りは軽く、駅に向かった・・。

《続く》
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中島みゆき様との出会い・・♪ ④

2005-08-19 16:18:01 | 音 楽
その年の11月、業界の注目の中で、『夜会』が公演された。

公演場所は、渋谷の東急文化村のシスターコクーンに於いて、
音楽と演劇を融合した形で行なわれると発表されていたので、
業界の内外の各専門家の間にも、無視できないような空気につつまれていた。

前売りの予約は、好調だった。

予約も取れず、キャンセル待ちにわずかな望みを託して、
退社後、渋谷に行く。

文化村に近づくと、花屋から『歌姫』が流れて聴こえてきた。

♪握りこぶしの中にあるように見せた夢を
 もう2年 もう10年 忘れすてるまで

路上では、高校生らしい女の子の三人が、
『黄砂に吹かれて』を大きな声で歌っていた・・。

♪黄砂に吹かれて 聴こえる歌は
 忘れたくて忘れた 失くしたくて失くした

街は、中島みゆき、に染まった・・。

キップ売り場の窓口で、
『この公演の最終日まで完売でして、
キャンセル待ちをされても、
ダメだと思いますが・・』
と言われて、やはりね、と公演場所を後にした。

まもなく男と女の二人に囲まれた。
『兄さん、キップ欲しいだろう・・』
『いくら・・』と私は、乾いた声で答えた。

倍額程度まで覚悟していたが、相手方は三倍を超す値段だった。
『こんな公演にしたら、安いよ。
考えている場合じゃねえょ、
兄さんさ、うかうかしていると、公演が始まっちゃうよ・・』
と追い討ちをかけてきた。

あきらめた・・。

歩き始めると、背後から声がした。
『お買い得だょ!!』
振り向くと、若いペアが購入していた。

肩を落とし、『歌姫』の聴こえてくる街を抜け、
渋谷の駅に向かった。

中年は何かとお金がいるし・・家に帰って酒を飲もう、と思った。


《続く》
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夏の真昼の買物・・♪

2005-08-19 13:28:00 | 定年後の思い
私は、家内でないので、家外の庭手入れ、買物に関して担当している。
従って、ほぼ毎日買物とか雑用で出かけている《笑》

今日も買物と郵便局、銀行、クリーニング店に諸用があったので、出かけてきた。

街はお盆休みも終わったが、夏の陽射しの強い昼下がりは、閑散としていた。

帰路、住宅街を通ると、宗旦木槿、淡い赤い百日紅の花に、目が行ってしまう。

定年退職を終え、隠居してしまった今、
こうして夏の間は汗をかきながらも、帰宅後、シャワーを浴び、
居間の冷風の基で、冷たい煎茶やアイス・コーヒーを飲んだりしている。


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中島みゆき様との出会い・・♪ ③

2005-08-19 10:16:08 | 音 楽
コンサートまでの道のりは、遠かった・・。

この間、平成元年《1989》11月5日にアルバム『回帰熱』が発売された。
新譜商品は前日の夕方より、店頭に並べられるので、
退社後、六本木のWAVEに駆けつけた。
残念ながら、休館日だったので、渋谷の山野楽器に行く。

購入者の一部の方に、と分厚い歌詞集を頂けたので、
少年のように舞い上がる。

好感ある女性とデートした二十代の頃を思い浮かべ、
ひとりの中年の男を夢中にさせる魔力は、
恋と同じだ、と感じた。

帰宅のなかば、スキップしているもう一人の自分に戸惑いながら、
家内の待つ自宅に急いだ。

このアルバムの中から、一枚の写真が出てきた。
アルバムのイメージを彷彿させるかのように、
時代を見据えた《中島みゆき》が忽然と立ちすくんでいる、
写真だった。

この後、定期券のケースにこの写真を入れて、
大切に持ち歩いた。

ある日、イギリスから来日したシステムの最高責任者と打ち合わせが終わった後、
寿司屋のカウンター席でこの写真を見せながら、

『マイ・ワイフ・・』と言った・

後日、解ってしまい、大笑いだった。


《続く》
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中島みゆき様との出会い・・♪ ②

2005-08-19 09:45:43 | 音 楽
多くの方が魅了されたアーティストに対し、
初期作品から聴いてみたいと思うように、私の場合も同様だった。

最初の『私の声が聴こえますか』から『回帰熱』までのアルバムは、
私は短期間の間で購入した。
そして、多岐にわたる分野を書き分ける才能の豊かさには、
圧倒された。

今、思い出しても、百回以上聴いた曲は、

『アザミのララバイ』
『歌をあなたに』
『時代』
『冬を待つ季節』
『忘れるものならば』
『ホームにて』
『時はながれて』
『玲子』
『おまえの家』
『世情』
『根雪』
『小石のように』
『エレーン』
『異国』
『夜曲』
『肩に降る雨』
『HALF』
『白鳥の歌が聴こえる』
『クリスマスソングを唄うように』
『ローリング』
『黄砂に吹かれて』
『群集』
『儀式(セレモニー)』

随筆集も求めて精読したが、文体は軽く、
随所とらえる感覚が鋭いところがある程度だった。
意識的に、読みやすく工夫をしている、と解釈した。
放送は、わずかしか聴いていなかったが、随筆と同様と判断した。

生命線は、やはり作詞・作曲、そして歌につきる。

そして残りは、コンサートだった。
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歌詞の引用について・・♪

2005-08-19 08:05:00 | 定年後の思い
昨日、私の別日記で『中島みゆき様との出会い』等を綴ったが、
ある歌詞を全文に引用したので、
ある方から日本著作権協会(JASRAC)の規約に抵触するので、
と指摘された。

一部分の引用に変更したが、創作者の尊厳を尊重しているひとりとして、
ちょっと困ったというのは、事実である。

一部分も抵触する場合は、音楽については
深みがなくなり、味の薄い文章となります。
この前提条件として、商業性の目的・利用が全くない上で、
そのアーティストを中傷したりしないことが当然つきまといます。

音楽に関して、歌詞から喚起されて、綴る場合が多い。

この簡単ブログは、他のブログのリンクされることが少なかった為か、
私の音楽に関して、歌詞の一部、或いは全文を引用してきました。

その歌詞抜きでは、何を伝えたいのか到底他の言葉がなかったからです。

それだけ歌詞のインパクトが強く、心に喚起されたということです。


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